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『“Frank” and I 』3部第19章: ミス・マーティン【英国スパンキング小説】

― フランシス、ギルバート夫人となる。
― 婚約者への誠実さ。
― 家庭教師への愉快ないたずら。
― ミス・マーティン、体を任せる。
― ドーラ、お仕置きを受ける。
― お仕置きに羞恥を加える方法。
― 満足した見学者。
― 家庭教師、尻ペンペンと性的満足。
― 新たな世界と新たな体位。

 1月の初め、僕はロンドンに戻り、自分の部屋に落ち着いた。

 しばらくフランシスに会っていなかったので、ロンドンに戻った翌日、彼女の家を訪ねることにした。数時間ゆっくり過ごして、できればゆっくりセックスでも……と思っていたのだが、期待は外れた。ちょうどその日は、フランシスのお茶会の日だったのを、僕はすっかり忘れていたのだった。メイドに案内されて居間に入ると、そこには男女さまざまな客でいっぱいだったのだ。マーカム夫人ことフランシスは、いつも通り形式ばった握手を交わし、当たり障りのない歓迎の言葉をいくつか口にした。そして僕は、ただの客として、おしゃべりに興じる人々の輪の中に腰を下ろすしかなかった。

 僕は心の中で舌打ちした。今のフランシスは顔立ちもスタイルも抜群に魅力的で、どうしても彼女とやりたかった。彼女はもう喪服を完全に脱ぎ、豪華なレース飾りのティーガウンに身を包んでいた。部屋の中で、間違いなく一番美しい女性だった。

 その場の男性たちの中で、ひときわ熱心にこの魅力的な女主人に付きまとっていた男がいた。彼はずっと彼女のそばにいて、ときおり身をかがめて、親しげに耳打ちすることもあった。そしてフランシスもまた、彼に対してはとても愛想よく振る舞っていた。彼と直接言葉を交わしたことはなかったが、名前はギルバートだということは知っていた。背が高く、見た目も悪くない男で、年の頃は35くらい。黒髪に、長く垂れた口ひげをたくわえていた。ちなみに、僕はというと、髪は明るい色で、口ひげは生やしていなかった。

 僕は紅茶を一杯飲み、顔見知りの何人かと雑談した。けれどその日の午後、フランシスと静かに話せる見込みはまったくなさそうだったので、彼女に別れを告げて帰ることにした。キスのひとつもせずに立ち去ったのは、これが初めてだった。

 翌日、再び彼女の家を訪ねたが、あいにくフランシスは外出中だった。しかしミス・マーティンと話す機会を得たので、雑談の合間にギルバートについていくつか探りを入れてみた。僕があくまで「フランシスの古い後見人」として尋ねていると思ったのだろう、彼女はためらいもなく話してくれた。

 ギルバート氏とは、夏にイーストボーンに滞在していたときに知り合ったのだという。それから彼女は笑いながら付け加えた。

「たぶん、マーカムさんに恋してるんじゃないかしら。よく家に来るし、お花や劇場のボックス席のチケットなんかもよく贈ってくるのよ」

「彼女のほうは、彼に恋してると思う?」と僕は尋ねた。

「恋してるかどうかまでは分からないけど……でも、彼と一緒にいるのは好きみたいね。とても紳士的で感じのいい人だし、経済的にもかなり裕福なのよ。マーカム夫人が彼と結婚したって、悪くない選択だと思うわ」

 ミス・マーティンから聞きたかったことはひと通り聞き出せたので、僕は彼女に別れを告げて帰宅し、聞いた話をあれこれと考えながらひとりになった。僕は嫉妬したわけでも、特に驚いたわけでもなかった。というのも、フランシスはいずれまた結婚するだろうと、以前からずっと思っていたからだ。
けれど僕は、最初の機会を逃さず、彼女のギルバートに対する気持ちをはっきりと尋ねようと決めた。

 だが、数日間はそのチャンスがまったくなかった。僕が訪ねても彼女は外出中だったり、居間に他の客がいたりして、2人きりになれなかったのだ。それでも、ある日の午後、ようやく彼女とふたりきりになれた僕は、さっそくギルバートのことについて彼女に問いかけた。

 彼女は少し戸惑ったようだったが、イーストボーンでギルバート氏と紹介されて以来、ずっと熱心に言い寄られてきたこと、そして最近はその態度がますますはっきりしてきたことを話してくれた。

「彼のこと、愛しているの? 正直に言っていいんだよ」と、僕は彼女にキスをしながら言った。
「僕は君の “古い後見人” だからね。君の幸せだけを願っているんだ」

「そうね、チャーリー。正直に言うと、ギルバートさんのことは好きよ。それに、きっと彼は私と結婚したいと思ってるわ。もしプロポーズされたら、受けるつもり」

 そして、こう付け加えた。

「驚いたでしょ?」
「いや、驚いてはいないよ。彼が君に好意を持ってるのはわかっていたし、たぶん近いうちに結婚を申し込んでくるだろう。君が彼と一緒にいて本当に幸せになれると思うなら、僕は喜んで君を送り出すよ」

「でも……もしかすると、彼は一生プロポーズなんてしてくれないかもしれないじゃない?」

「だったら、他の誰かがきっと名乗り出るさ。君みたいな若くて綺麗で、しかも裕福な未亡人に、求婚者が現れないわけがないよ」

 僕はそう言いながら、彼女をそっと膝に乗せ、スカートの裾に手を伸ばした。彼女は言葉でも態度でも拒む様子を見せなかった。それを好機と見て、僕は喜びとともに彼女をソファに横たえ、そっと衣服をずらして交わった。彼女の反応やお尻の動きから察するに、それはどうやら彼女にとっても満足のいくものであったようだった。

 時が過ぎていった。

 フランシスとはあまり会えなかったが、ミス・マーティンとはよく顔を合わせていて、彼女からの話で、マーカム夫人がギルバート氏から熱心に求愛され続けていることを知った。だから僕は、彼女の婚約の知らせが届くのも時間の問題だろうと身構えていた。

 さらに1週間が過ぎた頃、ある朝、彼女からの手紙が届いた。「午後3時に来てほしい」と書かれていた。約束の時間に彼女の家を訪ねると、フランシスはどこか紅潮して興奮気味だった。それも、とても美しかった。

 彼女には何か大事な話があるのだろう、そう思っていた。そして実際、その通りだったのだが、最初のうちはとりとめもない話題ばかりを口にしていた。それにしても、この日の彼女はひときわ魅力的だった。僕は彼女の隣にソファで腰を下ろし、そっとあそこに触れた。僕は彼女のお尻を揉み、太もも撫でた。そして、彼女の陰毛を弄んだ。

 彼女は微笑むだけだったので、私は彼女を抱こうとしたとき、彼女はそれをやんわりと拒み、体をねじって抵抗しながら言った。

「だめ、チャーリー。それはしないで。ちょっと、話したいことがあるの」

 僕はすぐに彼女を離した。すると彼女はソファの上で身を起こし、乱れたペチコートを整えながら、不思議な微笑みを浮かべた。

「さて、君は何を話してくれるのかな?」

 僕は尋ねた。もっとも、何を聞かされるのかは、だいたい察しがついていたのだが。

「ギルバートさんに結婚を申し込まれて、承諾したの。彼のことを好きになったし。だから、もうあなたに抱きしめられるのは良くないと思って。私、これまでずっと誠実に生きてきたの。恋人としても、妻としても。触れられたのは、あなたと亡くなった夫だけ。そして今度は、未来の夫に誠実でありたいと思ってるの。……怒ってない? 大丈夫?」

「いや、いや」と僕は言って、父親のような気持ちで彼女にキスをした。

「まったく怒ってなんかいないよ。怒る権利もない。君がいつだって僕に誠実だったのは分かってるし。これから結婚する相手にも誠実であるのが当然だと思うよ」

 彼女は微笑み、僕の手をそっと握った。それから僕は尋ねた。

「結婚はいつするんだい?」
「あと2か月よ。それで、ひとつお願いがあるの」
「僕にできることなら、なんでも言ってくれ」
「私の付き添い人になってほしいの。みんな、あなたのことを私の後見人だと思ってるし」

 それはちょっと意外な頼みだった。けれど、少し考えてみて、彼女の望むとおりにしようと決めた。手放さなければならないなら、いっそこの手で送り出してやろう。そんな気持ちだった。

「わかったよ、フランシス。僕が君を送り出すよ」と、僕は答えた。

「ああ、チャーリーったら、ほんとに優しいのね!」

 彼女はそう言って僕にキスをし、嬉しそうに続けた。

「今、本当にほっとしたわ。あなたがこの話をもっと違うふうに受け取って、怒ったり、気まずくなったりするんじゃないかって心配だったの。もし険悪な雰囲気で別れることになってたら、きっとすごくつらかったと思う。私たち、一緒に暮らしてたときはいつも仲良くやってたものね」

「君をお尻ペンペンするとき以外はね」と、僕は笑いながら言った。

「お尻ペンペンなんて大したことないわ」と、彼女も笑いながら答えた。「でも、最後にあなたにバーチで叩かれたときのことは、きっと一生忘れないと思う」

 それから彼女は少し残念そうな声で付け加えた。

「結婚したら、もう私がお仕置きをを使う機会もなくなっちゃうわね。ドーラは寄宿学校に行くことになってるから」

「本当に鞭を使いたいと思ってるんなら、君ならなんとかするんだろ?」と僕は言って、にやりと笑った。

「そうね、どうするかはもう決めてるの」

 彼女は笑いながら、でもどこか本気っぽく言った。

 「可愛い小間使いの少年を雇って、いたずらしたらそのたびにバーチでお仕置きしてやるわ。そのくらいの男の子を膝の上に乗せてみたいの」

「男が素直にお仕置きされるとは思えない。おそらく君の髪を引っ張って抵抗するだろうな」と私は笑った。

 それから僕は尋ねた。

「ミス・マーティンには、次の仕事のあてがあるのかい?」

「まだないの。でも、ちゃんといい職が見つかるまで、私が面倒をみるつもり。あの人、本当に素敵な女性よ。私は彼女のこと、とても好きなの」

 それから彼女は、どこかいたずらっぽい目つきで僕を見ながら続けた。

「ねえチャーリー、ミス・マーティンがあなたのことすごく素敵だって言ってたの、知ってた? 立派で、ハンサムな男性だって。実はね、あなたに口づけしてもらいたいって、一度こっそり私に話してたのよ」

「へえ、そうなのかい!」と僕は笑いながら言った。

「それは光栄だな。でも、冗談だったんじゃないの?」

「そうは思わないわ。彼女を口説いてみたら? スタイルもいいし、このあいだ私が彼女をお仕置きした日、言ってたじゃない。たくましい男の腕に抱かれてみたいって。だから、そのうち思い切って抱きしめて、しっかりキスしてあげたらいいんじゃないの。あの子、結構色っぽいんだから。きっと……いえ、ほとんど確信してるけど、あなたに身をまかせると思うの」

「はは、まあ、ことわざにもあるだろ。『奥様にキスするならメイドにキスなんかするな』ってね」

 僕は笑って言った。

「でも、君がもう僕にキスさせてくれないって言うんなら……そのうち家庭教師に手を出してみようかな。ただ、もしあの人がちょっとでも照れたり、嫌がるようなら、それでやめとくよ。本気で口説くつもりなんてないからさ」

 フランシスはにっこり笑って言った。

「さっき言ったこと、ちゃんと考えてみてね。それと、いつでも遊びに来ていいのよ。私の “後見人” さんに会えるのは、いつだって嬉しいんだから。でも……」と、いたずらっぽく笑って付け加えた。「保護者だからって、もうこれ以上好き勝手しようとしちゃダメよ?」

それから一息おいて、こう言った。

「じゃあ、着替えなきゃ。これからアーサーとお出かけなの」

 そう言って彼女は僕と握手し、軽やかに部屋を出ていった。残された僕は、なんとなく取り残されたような気持ちになっていた。でも、考えてみれば、別に文句を言える立場じゃない。フランシスはいつだって僕に誠実だったし、今回のことだって、全く正直な態度で接してくれたのだから。

 僕はクラブに出かけて、ウィストを一勝負。そのあと、シャンパンを一本あけながらしっかり夕食をとり、葉巻をくゆらせる頃には、すっかり気分もよくなっていた。フランシスの結婚についても、もうすっかり納得していた。それから、ふとミス・マーティンのことが頭に浮かんだ。

 以前から、彼女とちょっとした関係を持ってみたいという気持ちは、実のところあった。ただ、それまではフランシスへの忠義心というか、なんとなくのけじめで、自分を抑えていたのだった。でも、もうフランシスとのことは完全に終わった。だったら、彼女、あのふくよかな家庭教師に、今の仕事を辞める前に一度アプローチしてみるのも悪くないだろう、と僕は思った。顔立ちもなかなか美人だし、スタイルは申し分ない。特に、あのお尻は……堂々たるものだった。

 何日か平穏に過ぎたある日、僕のもとにフランシスから短い手紙が届いた。彼女らしい、簡潔な文面だった。


 親愛なるチャーリーへ

 今日は一日中、外出します。いつものように3時に来て、私を呼んでみて。
ミス・マーティンは家に一人でいるはず。やってみて! うまくいくと思うわ。

 フランシスより

 P.S. この小さな計画について、彼女には何も知らせていないの。


 僕は思わず笑ってしまい、その場で運を試してみる決心をした。

 午後3時、家を訪ね、「マーカム夫人にお目にかかりたいのですが」と告げるとメイドが出てきて、「奥様はお出かけですが、ミス・マーティンは在宅です」と伝えてきた。僕は「では、彼女に会いたい」と言うと、応接間へと通された。

 そこではミス・マーティンが、暖炉のそばの安楽椅子にゆったりと腰掛け、小説を読んでいた。

 彼女は僕に会えて嬉しそうだった。あたたかく握手をした。

 「今日は一日中、マーカム夫人が出かけていて、私ひとりなんです」

 僕はそれを聞いて驚いたふりをし、それから彼女の隣に腰を下ろして、一緒におしゃべりを始めた。

 たぶん彼女は、自分の体を見せびらかすつもりなんてなかったと思う。でも、僕の目は自然とそちらに引き寄せられてしまった。彼女は椅子にもたれかかるようにして座っていて、豊かな胸元のふくらみと、丸みを帯びた腰のラインが自然と目に入ってくる。足元は暖炉の前に投げ出されていて、黒いシルクのストッキングに包まれた、小奇麗な足首が見えていた。

 他愛もない会話をいくつか交わしたあと、話題はマーカム夫人、つまりフランシスの結婚が近いことについて、さらに結婚そのものについてへと移っていった。そしていつの間にか、「自由で束縛のない愛」について語り合うようになった。僕はスウィンバーンの『夜明け前の歌』から、少し官能的な一節をいくつか引用した。そのとき、そっと彼女の手を取り、やさしく握ってみた。ほんの少しだけ、彼女も握り返してきた。

 彼女の手をそのまま握りながら、僕は身をかがめて頬にそっとキスをした。彼女はわずかに身を引いたが、特に怒った様子はなかった。それで僕はそのまま彼女の足元に腰を下ろし、左腕をそっと彼女の腰に回した。そして、ふくよかな唇に口づけしながら、右手を彼女のペチコートに入れ、ドロワーズのフリルのすぐ下のふくよかな脚をつかんだ。

 彼女はそっと目を閉じ、頬がほんのりと紅く染まり、胸元がかすかに波打ち始めた。けれど、彼女は身じろぎひとつせず、黙って僕のそばに座り続けていた。僕はその静かな沈黙に、拒まれていないことを感じ取った。そして、彼女のドロワーズのスリットをそっと開きながら、より深く彼女の秘部へと手を伸ばしていった。

 彼女はびくっと身体を震わせ、小さく声を上げた。すると彼女は片脚をもう一方の脚に重ねるようにして組み替え、僕の手を自分のあたたかな腿のあいだにしっかりと挟んできた。れど、何も言葉は発さなかった。

 僕は外堀をなんの苦労もなく突破したわけで、あとは本丸に踏み込むのも時間の問題だと確信していた。

 僕は彼女を抱き上げた。けっして軽いとは言えなかったが、そのままソファまで運ぶと、彼女をそっとソファに横たえた。それから僕は、両手を彼女のペチコートの中へと滑り込ませ、下着の留め具を外し、そっと足元までずらしていった。そして僕の手は、彼女のいちばん繊細で秘められた場所へと、そっと彷徨っていった。

 僕は、豊かで張りのある彼女のお尻を撫でたり、軽く揉みながら、その下腹部を覆っていた、やわらかく長い毛に指を絡めて遊んだ。そして最後に、僕は人差し指で “その場所” をそっとくすぐった。彼女はそれを感じた途端、身をよじらせて、両手で真っ赤に染まっていた顔を覆った。けれど、それ以上逃れようとはせず、じっとそのまま横たわっていた。

 僕はズボンのボタンを外すと、彼女のペチコートを持ち上げ、脚を伸ばさせると、そのあいだに身を沈めた。そして、彼女のお尻を両手で支え、優しく抱き寄せ、挿入した。しかし、私は武器を押し込む前に、彼女のあそこの唇を完全に隠してしまっている、長く太い毛を指で分けなければならなかった。

 彼女はかすかにもがいてみせた。たぶん、形だけの抵抗だった。そして小さな声でこうつぶやいた。

「だめ、何してるの? やめて」

 しかし、私が彼女の中に入り込むと、彼女は完全に私に身を任せ、仰向けになった。彼女は8年以上もセックスをしていなかったので、あそこは締まっており、その年齢の女性にしてはとてもきつく、小さかった。

 私は力強く、しかしできるだけゆっくりとセックスをした。私の大きなペニスが、長い間処女だった「スポット」を引き伸ばすと、彼女は少し顔をしかめた。けれども、彼女はその抱擁を拒んではいなかった。僕の動きにしっかりと応え、腰を軽やかに持ち上げながら、小さく甘い声を漏らし、僕をその胸元に強く抱きしめてきた。

 やがてクライマックスが来ると、僕は熱い奔流を彼女の中に送りこんだ。すると彼女は「と小さく声を上げ、僕の下で身をくねらせながら、「やっ、あっ、あっ……んんんっ……!」と息を切らして叫んだ。そして、すべてを受け止め終えるまで、そうしていた。

 そのあと彼女は息を荒げたまま横たわり、胸を上下させながら、僕の胸にそっと押しつけてくる。僕の手の中で、彼女のお尻はかすかに震えていた。

 僕はズボンのボタンを留め、彼女は下着を整えた。頬は赤く染まり、目は輝き、どうやら僕がしたことにすっかり満足しているようだった。彼女は僕の首に腕を回し、熱いキスをしてきて、心からの声でこう言った。

「ああ……すごく良かったわ。ずっとこんな風に抱かれるのを夢見てたの」

 それから彼女は、落ち着いた口調で付け加えた。

「でも、ちょっと席を外させて? ちゃんとごまかしておかなくちゃ。すぐ戻るから、待っててね」

 そうして彼女は僕にうなずき、にこやかに微笑みながら部屋を出ていった。僕は安楽椅子に身を沈め、ふくよかな家庭教師にすっかり満足している自分に気づいた。彼女はフランシスじゃない。だけど、豊満で、そして抱いてみればとびきり甘美だった。僕はこれからできるだけ何度でも彼女を「抱こう」と決めた。

 15分ほどして、彼女は戻ってきた。どこかさっぱりしていて、愛らしい雰囲気だった。そして、僕に一杯の紅茶を差し出してくれた。それから僕たちは打ち解けた雰囲気でしばらく話し込み、次にまた彼女が家に一人になる日を教えてくれると約束してくれた。

 そんな感じで、すべてがお互いにとって満足のいくかたちで決まり、僕は彼女にキスをして、そのまま家を後にした。

 翌朝、着替えているときにふと思った――フランシスなら、僕とあの家庭教師の間に何があったか、きっと聞きたがるだろうな、と。

 それで、午後4時に家を訪ねてみると、めずらしく奥さまがひとりで家にいた。一通りの挨拶を交わしたあと、彼女は目を輝かせてこう尋ねてきた。

「で? あの人、あなたに “抱かせて” くれたの?」

「うん」と僕は答えた。すると彼女は笑って言った。

「やっぱりね。で、良かった?」
「良かったよ。でも、君ほどじゃない」

 僕はそう言って、にっこり笑いながら軽くおじぎをした。彼女は立ち上がると、ひときわ深々とお辞儀をして、また椅子に腰を下ろし、心の底から楽しそうに笑った。僕はそのまま彼女と静かに語らいを続けていたが、やがて見知らぬ客たちが入ってきて、ふたりきりの時間はそこで終わった。僕は彼女と握手を交わし、そのまま帰ることにした。ミス・マーティンには会わずじまいだった。

 数日が過ぎたが、僕はケンジントンには足を運ばなかった。

 もし行っていたとしても、フランシスとヤることはできなかっただろう。フランシスが家にいるときは、彼女が僕に触れさせるはずがないし、ミス・マーティンもそんな状況で僕に抱かせてくれるような人じゃない。あのふくよかな家庭教師は、自分と僕の関係が誰かに知られているなんて、まるで思ってもいなかった。

 とはいえ、僕は毎日のように「今なら大丈夫よ」という知らせが来るのを期待していた。そしてついに、手紙が届いた。そこには「今日の午後はずっと一人で家にいるわ。会えるのを楽しみにしてる」と書かれていた。

 昼食をとるとすぐに、僕はミス・マーティンのもとへ向かった。その豊かな魅力にすっかり惹かれていた僕は、彼女と数時間を過ごすつもりだった。

 午後2時半に家に着くと、僕は応接間へと通された。そこには、僕を迎えるために彼女が待っていた。彼女はとても魅力的に見えた。僕はすぐに彼女に熱いキスをした。すると彼女も情熱的に応えてくれた。その目は輝き、ふくよかな頬には可愛らしい紅がさしていた。

 僕は彼女を膝の上に乗せ、ペチコートの下に手を滑り込ませて、ドロワーズを外した。そして、いつものように彼女を愛撫しているうちに、僕のペニスはすっかり硬くなっていた。それから僕は彼女を抱き上げ、ソファに寝かせて入れようとした時、彼女が微笑みながら言った。

「ちょっと待って。先に済ませたいことがあるの。すぐ終わるわ。すぐ戻るから、そしたらゆっくり午後をふたりで過ごしましょう。邪魔は入らないから」

「何をするつもりなんだ?」と僕は尋ねた。

「ドーラをお仕置きするのよ」と、彼女はあっさり言って、キャビネットから鞭を取り出した。それからドアの方へ歩きながら言った。「10分もかからないわ」

「ちょっと待て」と僕は言った。「ドーラのお仕置きって、いつもはマーカム夫人がしてるんじゃなかったのか?」

「ええ、普段はそうよ。でも今日は急いで出かける用事があって、私に代わりにその子をお仕置きしておいてくれって頼まれたの。私は、ドーラをお仕置きするのは初めてね」

「何をしたんだい?」

 僕はそう言いながら、ミス・マーティンの手から鞭を受け取り、まるで初めて見る物かのように、それをじっと観察した。

「継母に対して生意気な口をきいたり、反抗的な態度をとったのよ。最近、あの子は本当に手に負えなくて。マーカム夫人が婚約してからというもの、ずいぶん甘やかされて好き放題してたの。でも今日は、しっかり思い知らせてもらうわ。継母から “きつく叩いてやって” って言われてるの。だから、そのつもりよ」

「なんて小さな鞭なんだ」と僕は言いながら、それを持ち上げた。
「これじゃ、たいして痛くないんじゃないかと思うけど」
「いいえ、ちゃんと効くのよ」

 ミス・マーティンはきっぱりと言い切った。きっと、自分のお尻がこれでどれだけヒリヒリしたかを思い出したのだろう。僕は、彼女が裸で鞭を受けていた光景を思い出し、笑った。

 それで僕は言った。

「家庭教師が反抗的な娘をどうやって躾けるのか、ぜひ知りたいな。お仕置きを見せてもらえないだろうか。僕はあの壁のくぼみにあるカーテンの後ろに隠れていればいい。彼女には、僕がそこにいるなんて分からないさ。なあ、ケイト(彼女の下の名はキャサリンだった)」

 僕はキスをしながら続けた。

「ねえ、お願いだよ。君が “お仕事” してるところ、見せてくれたら嬉しいな。このことは誰にも絶対に漏らさないって約束する」

 そう言うと、彼女はくすっと笑った。そして、少し迷った後、こう言った。

「いいわよ、あなた。もし本当に見たいなら、喜んで見せてあげるわ。お仕置きの様子を」

 僕はお礼の気持ちを込めて、彼女にもう一度熱いキスをした。彼女は言葉を続けた。

「マーカム夫人がお仕置きするときは、ただのお尻叩きなの。でも私は、叩くだけじゃなく、あの子の鼻っ柱もしっかり折ってやるわ。礼儀知らずで生意気な子が、厳格な家庭教師にどう罰せられるか、ちゃんと見ててね」

 間もなく、家庭教師がを連れて戻ってきた。ドーラは泣いてはいなかったが、青ざめて怯えた様子だった。彼女は背もだいぶ伸び、ふくらみ始めた胸元にはほのかに丸みが出てきていた。それでもまだ、少し丈の短いペチコートを履いていた。以前にも増して可愛らしくなっていて、腰のあたりまで届く長い栗色の髪が印象的だった。僕は彼女を見つめながら、あと数年もすれば、どれほど魅力的な女性になるんだろうと考えていた。

女家庭教師は椅子に腰を下ろし、厳しい口調で問題児に言った。

「さあ、ドーラ。あなたのお母様が、きちんとお尻を叩いてほしいと私に頼んだのは知ってるわね。それに、もしあなたが少しでも反抗的な態度を取るなら、罰は倍にするわよ。ドレスとコルセット、それにドロワーズを脱ぎなさい。きちんと畳んで、ソファの上に置くのよ」

 少女の目に涙があふれ、頬を伝って流れ落ちた。

 彼女は一瞬ためらったが、やがて小さなサテンのコルセットを脱ぎ始めた。そして、ペチコートの下に手を差し入れ、ゆっくりとドロワーズの紐をほどくと、それを足元までずり下ろし、繊細なレース付きの下着から足を抜いた。
それから震える指先でそれらの衣服を丁寧に畳み、ソファの上に置いた。そして目を伏せ、涙に濡れた顔のまま、次の指示を待つようにじっと立っていた。

「さあ、鞭を取りなさい。それを私に差し出すときは、お辞儀をするのよ。そして、あなたが悪いことをしたと告げて、どうかきつくお仕置きしていただけますか、とお願いするの」

 屈辱的な命令を聞いたドーラの青ざめた顔が、ぱっと赤く染まり、頬を伝う涙はさらに勢いを増した。けれど、彼女は身じろぎ一つしなかった。

「すぐに従いなさい。命令を繰り返すたびに、罰を重くするわよ」

 女家庭教師は足を踏み鳴らしてそう言い放った。

 少女はすっかり怖気づいた。

 彼女は鞭を取り、お辞儀をしながらそれを女家庭教師に差し出し、小さく震える声で言った。

「悪い子でした……どうか、きつくお仕置きしてください」
「そうするわ」と女家庭教師は答えた。
「椅子の上にうつ伏せになって、罰を受けられるようお尻を出しなさい」

 ドーラはむせび泣きのような声を漏らしたが、すぐに椅子のほうへ歩いていき、お仕置きの姿勢を取った。そして自分の衣服をすべてたくし上げ、腰から下の愛らしい裸の身体をあらわにした。あの子と最後に会ってから、もう半年が経っていた。再び姿を見せた彼女の、あのたまらないお尻は、相変わらず眩しいほど真っ白で、それどころか、前よりもずっと豊かに発達していた。

 それは以前よりも幅が広く、厚みも増していて、丸みを帯びた尻たぶはさらにふっくらしていた。太ももはひとまわり大きくなり、しっかりと形の整った脚のふくらはぎも同じように成長していた。小さな足はエナメルの靴に包まれ、黒の長いシルクのストッキングが、その白い肌の美しさをいっそう際立たせていた。

 総じて、その半裸の少女には惹きつけられるものがあった。僕のペニスはびくりと跳ね、目は潤み、口の中にはよだれが滲んだ。あの可愛らしいお尻を見つめながら、心の底から、自分がその子を鞭で打つ役だったらよかったのにと思った。

 ミス・マーティンは席を立ち、鞭を手に持ったまま、悪い娘のもとへと歩み寄った。そしてしばしのあいだ、「作戦行動の現場」を見下ろした。

すると彼女は言った。「もっとペチコートを上にあげて、そのまま体の下に入れなさい」

 少女はできるだけ衣服をたくし上げて、それをお腹の下に押し込んだ。そして両手で顔を覆い、お仕置きを待っていた。けれど、その緊張の時間は長く続いた。女家庭教師は鞭を脇に置くと、ポケットから革のベルトを取り出し、平然とした様子でドーラの手首と足首を椅子の横棒に縛り始めた。こうして縛られてお仕置きを受けるのは初めてだったドーラは、ひどく怯えて小さくすすり泣き始めた。

 彼女をしっかりと固定すると、マーティン先生は彼女の悪い振る舞いについて長々とお説教をした。そして最後に、こう言った。

「まずは平手でお尻ペンペンのお仕置き、それからバーチのお仕置きよ」

 ドーラは身を震わせ、低くうめき声を漏らした。恐怖のあまり、彼女のなめらかなお尻には鳥肌が立っていた。
家庭教師は椅子に腰を下ろした。ちょうど身をかがめずにお仕置きを加えられる高さだった。

 彼女はお仕置きを始めた。平手を打つのは少女のお尻の右の頬だけで、左側には一切触れないように気をつけている。平手が、音を立てて、ゆっくりと間隔をあけながら、張りのある柔らかな肉に次々と落ちていった。そしてそのたびに、ミス・マーティンの指の跡が赤く、白く繊細な肌にくっきりと残った。ドーラは最初の2、3発は比較的おとなしく受けていたが、やがて大声で泣き始め、叩かれるたびに体をすくめた。

ミス・マーティンがぴしゃりと強めの平手を12発ほど入れると、彼女は手を止めて、のんびりとドーラのお尻を観察しはじめた。叩かれた右の頬は鮮やかな紅に染まり、一方の左の頬は雪のように白いまま。その対比がなんとも滑稽に見えた。

 それから彼女は、今度はその白い左の頬に取りかかった。同じく鋭い平手を12発、次々と叩きつけて、色合いを右とぴったり揃えていく。ドーラはずっと泣きながらお尻をくねらせていたが、叫び声はあげなかった。

「さあ、お嬢さん。今度はバーチで12発ですよ」

 そう言って、家庭教師はロッドを手に取り、ドーラの赤くひりついたお尻の上で、ひゅんと空気を切らせた。ドーラは顔をねじるように振り返り、涙を頬に伝わせながら、苦痛に満ちた表情でその脅威の枝を見つめた。

「うぅっ……ミス・マーティン……」

 哀れな声で彼女は叫んだ。

「お願いです……バーチは……もう、もう打たないで……お願いします……もう十分です……お尻が……燃えているみたい……ああっ、ああっ、あああっ!」

 ピシッ! ピシッ! ピシッ!

 笞打ちが始まった。一打ごとにドーラは鋭く高い悲鳴をあげ、苦痛にもだえて身体をよじらせた。赤く腫れた肌の上には、細く紫がかった腫れ痕があちこちに浮かび上がっていく。

 ミス・マーティンは落ち着いた様子で淡々とバーチを振るっていった。その手つきを見て、僕はすぐに彼女が鞭の扱いに相当慣れていることに気づいた。バーチを大きく振りかぶることはせず、肘から先だけを軽く上げて、上手く手首のしなりを使って、鋭く一打ずつ加えていた。

 彼女は同じ箇所を二度叩くことは決してなかった。一打一打、力の加減もまったく揃っていて、枝の先端がドーラのお尻の横や端に回り込むことも決してなかった。最初から最後まで、きわめてバランスがよいお仕置きだった。

 ドーラお仕置きの間ずっと、悲鳴をあげ、身をよじり、泣き叫び、必死に許しを請い続けていた。だが、一打たりとも免除されることはなかった。

やがてガヴァネスはロッドを床に投げ捨て、ドーラの手首と足首の留め具を外しながら言った。

「ペチコートを下ろそうとしたり、立ち上がったりしてはいけません。許可を出すまで、そのままでいなさい」

 そのあとミス・マーティンは自分の椅子へ戻り、腰を下ろした。ドーラは椅子の上にうつ伏せのまま、泣きながらお尻を痛そうにくねらせていた。赤く腫れ、痕だらけになったお尻はまだ晒されたままだった。

 やがて泣き声がすすり泣きに変わった頃、ミス・マーティンは言った。

「立ちなさい。こっちに来て、お仕置きしてもらったことにお礼を言いなさい」

 ドーラはゆっくりと立ち上がった。頬はお尻と同じくらい赤くなっていて、涙は止まらず流れ、唇は震え、顔全体に痛みがにじんでいた。ぎこちない足取りで家庭教師のもとへ歩み寄り、嗚咽まじりに、詰まりながら声を絞り出した。

「お……お仕置き、ありがとうございました……」

「では、バーチを拾って、それにキスをし、戸棚にしまいなさい。そのあと服装を整えて、自分の部屋へ戻りなさい」

 ドーラはバーチを拾い上げ、従順にそれにキスをすると、戸棚の定位置にそっと戻した。それから、引き上げるようにしてドロワーズを穿き、コルセットとドレスを身につけ、すすり泣きを続けながら、うなだれるようにして部屋を出ていった。

 僕はカーテンの陰からそっと姿を現し、満足げにガミス・マーティンにキスをした。彼女の見事なお仕置きのやり方に、僕は大いに感心していたのだ。彼女は微笑みながら言った。

「これで、家庭教師がいたずらな少女を、肉体的にも精神的にもどう反省させるか、よく分かったでしょう?」

 ドーラは、あの鞭打ちそのものの痛みは、やがて忘れてしまうかもしれない。けれど、あのとき味わわされた屈辱の記憶は、ずっと残るだろう。自分から僕に「お仕置きをお願いします」と言わされ、そのうえ、自ら罰を受ける準備をさせられ、さらに、打たれたことに感謝の言葉を述べさせられ、最後には、バーチにキスまでさせられたのだから。

「彼女は生意気な子だけれど、今ではすっかり打ちのめされて反省しているわ。しばらくのあいだ、もう一度お仕置きが必要になることはないでしょうね」

「なかなか見事なやり方だったな」と僕は言った。

「片方のお尻だけを叩いておいてから、もう片方に移るっていう流れ、あれがすごく面白かった。それに、バーチの使い方も実に巧みだった。まさか鞭打ちに、あんな芸術性があるなんて、思いもしなかったよ」

 彼女は笑い声をあげ、僕の言葉にとても満足そうな様子を見せた。

「平手でペンペンも、バーチでのお尻叩きも、ほかのことと同じようにスキルってものがあるのよ」

 そう言って彼女は続けた。

「お仕置きをすることに関して、私はこれまでに十分な練習を積んできたし、自分でもそこそこ上手く打てると思ってるの」

「本当にその通りだよ。それよりケイト、君のお尻もじっくり見たくなってきたな」

 彼女は微笑み、ほんのり頬を染めたが、ためらいもなく答えた。

「しょうがないわね、見てもいいわよ」

 僕は彼女を肘掛け椅子の背にしっかりともたれさせた。それからスカート、ペチコート、シュミーズを肩のあたりまでまくり上げ、下着の紐をほどいて、それが足元までずり落ちるのを見届けた。そして、勃起した状態で目を輝かせながら、僕は彼女の堂々としたお尻をじっくりと眺めた。見事に突き出したその丸みは、まるでお仕置きを誘っているかのようだった。

 僕は、ふっくらとして張りのあるクリーム色の双丘に手を滑らせ、上下に撫でたり、軽くつかんだり、あらゆるふうに戯れた。彼女は肩越しに振り返りながら、微笑んでいた。

「君のお尻は本当に見事だよ、ケイト」

 僕は、片方の頬を指でつまみながら言った。

「ええ、自分でもけっこういい形だと思うわ」

 彼女は首をひねり、自分の大きなお尻をちらりと見下ろした。

「君のお尻をペンペンしてもいい?」

 僕は尋ねると、彼女は少しためらったあとで、こう答えた。

「いいわよ。でも、強くはしないでね」
「わかったよ、そんなに強くはしない。君の可愛い白いほっぺが少し赤くなるくらいにしておく。ちょっとだけヒリヒリするかもだけどね」

 彼女はお尻と太ももの筋肉に力を入れて身体を構え、深く椅子に身を乗り出した。さっそく僕はお尻ペンペンを始めたが、それはとても愉しい仕事だった。張りのある弾力に富んだ肌に、僕の手は小気味よく跳ね返りながら音を立てて叩きつけられ、すぐにこの大きな白い丘はバラ色に染まり、熱を帯びた平手に彼女は身をすくめ始めた。

 僕は平手を打つのをやめ、ズボンのボタンを外して自分のペニスを取り出した。そして、後ろから挿入するつもりで近づいた。だが彼女は僕の意図に気づくと驚いた様子を見せ、立ち上がろうとした。そこで僕は言った。

「動かないで、ケイト。後ろから楽しもう」

 彼女は肩越しにこちらを見つめ、大きなヘーゼル色の目を見開いて完全に驚ききって、彼女はじっとその場に立ち尽くしていた。どうやらバックは初めてだったようだ。彼女のがっしりした太ももを両手で掴み、少し開かせた。次に、腹の前で手を組むようにして体を少しかがめ、尻の下のほうの割れ目のあいだから、自分のものを彼女の奥深くへと突き入れた。

 僕は激しく腰を動かし始めた。すると彼女は、後ろから突かれるという新鮮な感覚を心から楽しんでいるようだった。彼女は僕の突きに応えるように、腰を前後に素早く動かし、快感に震えながら小さく声を漏らしていた。やがて僕が果てると、彼女は官能的な喜びに身を震わせながらそれを受けとめ、激しく尻をくねらせて、満ち足りたように大きく吐息をついた。

 すべてが終わり、彼女が下着を履き直し、僕もズボンのボタンを留めると、ふたりでソファに腰を下ろした。彼女はどこか恥ずかしそうに僕をちらりと見て、こう言った。

「あんなふうに抱かれたのは初めてだったわ。ほんとうに驚いた。そんなやり方があるなんて、思ってもみなかった」

「他にもいろんなやり方があるんだ。ゆっくり全部、君に教えてあげたいと思ってるよ」

 僕がそう言うと、彼女は笑い、瞳をきらりと輝かせ、頬をほんのり染めた。どうやら彼女は明らかに官能的な女性で、これから試していくであろう多種多様な体位のことを思うと、嬉しさを隠せないようだった。

 少し会話を交わしたあと、彼女はティータイムのベルを鳴らした。そしてお茶で一息ついたあと、彼女は僕の足元に床へ腰を下ろし、落ち着いた様子で僕のズボンのボタンを外し、ぐったりした僕のペニスを取り出すと、手慣れた様子で扱い始めた。まるで手品師のような巧みな手つきで彼女は僕のペニスを再装填すると、くすっと笑って顔を見上げた。その瞳は欲望に濡れた、官能的な輝きを放っていた。 僕は口を開いた。

「じゃあ、今度は別のやり方を見せてあげる。背中をこっちに向けて立ってごらん」

 すると彼女はすぐに立ち上がり、言われたとおりの体勢をとった。肩越しにこちらを見て笑っていた。

「ズロースの割れ目をできるだけ大きく開いて、それからペチコートを腰よりしっかり上までたくし上げるんだ」

 彼女は言われたとおりにした。

 さっきのお尻ペンペンで、うっすら赤くなっているお尻の大きな丸みがしっかり露わになった。僕は彼女を膝元まで引き寄せた。そして、そそり立つ自分のペニスの位置を指で調整しながら、彼女の腰をゆっくりと沈ませ、根元までしっかりと収めた。

 それから僕は、彼女に「この棒の上で上下に動いてごらん」と言った。彼女はそのとおりにし、僕も腰をやさしく動かした。ほどなくしてすべては終わり、彼女はまた新しい体勢で突かれることになり、それがとても愉快で、満足だったようだ。僕の胸にもたれながら、彼女はこう言った。

「とてもいいやり方ね。服を全部着たままでもできるし、姿勢も楽だし、それにドレスが乱れないのがいいと思う」

「そうだね」と僕は答えた。「とても都合のいい体勢だなんだ。この方法ならちょっとした静かな場所で、すぐにヤれれる。たとえば、列車のコンパートメントとか、小さな馬車の中とかでもね」

 彼女は笑いながら、いろんなセックスの方法についてあれこれと質問してきた。僕はそれぞれのやり方を、詳しく説明してやった。そして、彼女の好奇心をひととおり満たした頃には、ちょうど僕も出かける時間になっていた。ディナーの約束があったのだ。そこで僕は彼女にキスをして、「家に帰って着替えないと」と伝えた。

 彼女は、僕と交わってからずっと座り続けていた僕の膝の上から立ち上がり、少し乱れた服装を整えながら、笑い混じりにこう言った。

「ふふ、楽しい午後だったわね。またすぐに会えるといいな。そのときは、ほかのやりかたもぜひ “実演” して見せてわね」

 僕は笑って答えた。

「そのうち、他の体位も全部、ちゃんと教えてあげるよ」

 それから彼女と握手を交わし、その場をあとにした。見せてもらったものにも、自分がやったことにも、僕はすっかり満足していたのだった。

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