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【保存版】もっと知りたいバーチ・ロッド(白樺鞭)の世界【スパンキング道具】
ちわっす、道具担当の七峰です
バーチ・ロッドは中世の絵画などではお仕置き道具と言ったらコレってほどの存在感なのに、ケインの台頭でレガシーアイテムとなった存在
欧州史の十束です
ヴィクトリア期以降、子供とはいえお尻丸出しにさせるのはお下品よね、という啓蒙的な考えが広がったのもバーチの衰退を後押ししたわ
管理人のバーチ・ロッドと出会い
というわけでイントロダクションです。
バーチは、現在では、特に日本では、やはりマニアックな道具だと思います。でもやはりバーチならではのシチュエーションは存在するわけです。管理人がバーチに出会ったのは、『サライ』でした。
※フリッカの「うひゃー」の顔は、ドラマ見ていたら突然スパが出てきたときの我々。
『サライ』1 (少年画報社, 柴田昌弘)
ああ、修道院にバーチ、柴田先生のスパ愛が伝わるわ
実際、バーチというのはとても修道院に合う。それは公共の学校などが誕生していない中世において、数少ない閉ざされた管理社会だからかもしれません。
でもバーチが映えるにはどうしたらいいかは後半でディスカッションするとして、まずはバーチの基本スペックと歴史を見ていきましょうか!
「バーチ・ロッド」ってどんな鞭?
白樺について
まずは、白樺という木について見ていきましょう。
白樺(正式和名シラカンバ)は北半球に広く見られる広葉樹で、誰が見ても分かるその白く美しい幹が特徴です。
ヨーロッパでは、中央ヨーロッパ(英独仏)以北、広くロシアまで分布するメジャーな木のひとつ。日本でも北海道や東北地方、また山や高原などの気温が低い地域に、まとまって生えていることが多いです。
枝は、長く細くしなやかな特徴を持つため、一本もしくは複数まとめることで鞭としての効果を発揮します。しかし、他の木に比べて特段耐久性があるわけではないので、あくまで身近な、比較的お仕置きに適した木という位置づけかと思います。
耐久性や安全性を高めるための手法は、後でまた触れますね
そして、樺を広く表す英単語が バーチ birch です。別に樺の木は白樺だけではないのですが、メジャーなのは白樺です。(アメリカに自生する樺は、あまり鞭に向いていなかったりします)
というわけで、以降バーチといったら白樺を指すと思っていただければと思います。
- 【バーチ】白樺。そして白樺の枝の鞭
- 【バーチング】バーチによる鞭打ち
バーチ・ロッドの歴史
バーチの鞭打ちは古く古代まで遡ると思われますが、厳密な登場時期はわかりません。
……まあ、ぶっちゃけ、その辺の枝をそのまま、もしくはまとめて叩く道具にしているだけなので、発明もなにもないわよね
しかも19世紀までほぼ進化せずという
生きた化石ね
冒頭で触れたように体罰用具として洗練されていたわけではないので、19世紀以降、モダンなお道具であるケインの台頭によってその立場を明け渡すことになります。バーチがケインに置き換えられた理由としては、主に以下の理由が考えられます。
- 社会的な道徳観念の変化によって、生尻でないと効果的ではないバーチに比べ、服の上からでも十分な威力を発揮するケインの方が使いやすかった。
- 上記の理由を女子教育の広がりが後押した。
- ケインの材料である藤(ラタン)は主に東南アジア産であるが、交易の拡大により、藤が広く入手できるようになった。
- 乾燥したケインと違って、バーチは自然劣化してしまい、長期保管が困難。
コショウやお茶もそうだけど、ヨーロッパはアジアの物産品を発展させるのがお上手だわね
こうして実用面では時代遅れの道具と化したバーチですが、その身にまとう伝統的なオーラから、歴史作品や民間文化などでは未だ独自の存在感を放っています。
バーチがあると一気に中世感が醸し出される
『7人のシェイクスピア』(ハロルド作石、講談社)
バーチは弱い道具なのか?
さて、上述のようにバーチングは、例外はある者の、基本的に生尻に対してが前提となっています。では威力が弱いのかというと、刑罰にも使われるので、バーチそのものが弱いわけではありません。もちろん、枝の太さや長さ次第です。
ただ、バーチの大きな特徴としては、沢山の枝がまとまっていることで力が分散し、使用者も扱いにくいという点があります。
これはお仕置き道具のトレードオフ問題、
「一極集中型」VS「分散広範囲型」
に大きくかかわってきそうね
強く長い太目の枝をまとめることもありますが、木の枝が先に向かうにつれ箒のように広がっているものがより「バーチ的」な形状をしているでしょう。
なんで広がっているかというと、要するにパドルのように打撃範囲を広げているわけですよね。それにより、お尻の肌に対してより枝一つ一つが細かいダメージを与えることになり、地味ながらも効果的なお仕置きとなります。
ただ、力はそれぞれの枝に分散するため、ひとつひとつの威力は弱い。だから服の上からだと効果が低くなってしまう。っていうのは、まあわざわざ言わなくても分かるかと思いますが。
あえて言語化したら、こんな感じかな?
RPGのゲームとして考えると……
バーチ:
攻撃力は低いが一度に複数回同時攻撃
ケイン:
攻撃力は高いが攻撃は一度に一回
【相手に防具がある場合】
低威力であるバーチの一度のダメージは0になってしまい、複数回攻撃しても0ダメージ。ただ、攻撃力が高いケインは防具があってもダメージを与えられる。つまりケインの勝ち。
歴史的なバーチ・ロッド
工業製品と化した木製パドルや藤ケインとちがって、木の枝をほぼそのまま利用したバーチには二つとして同じものはありません。その”個性”は、スパンキーの吉と出るか、凶と出るか。
そんな多種多様なバーチを見ていきましょう。
一方で、唯一無二のマイバーチを作っても、長く使えるわけではない消耗品。その儚さに萌えるわあ
【その①】「イートン・バーチ」イートン校の体罰用鞭
イートン校ウェブサイト FDA-A.399-2014 | Eton Collections (etoncollege.com)
「イートン・バーチ」もしくは「イートン・ロッド」。
英国の名門パブリックスクールである、イートン校の伝統的な体罰道具であり、4フィート(1.2m)もの白樺の枝の、約3分の2ほどは固く縛られてまとめられたものです。そしてその先の枝は団扇のように大きく広がり、その大きさは、少年たちの生のお尻全面を打ち据えて余りあるものでした。
ヘッドマスター(校長)の部屋に、台と一緒に備えられたこのバーチは、教育者の権威の象徴です。
イギリスの名門イートン校といえば、当サイトで公開している『”Frank” and I』の主人公、チャールズ・ボーモント氏も、学生時代しょっちゅう鞭を受けていたと言っているわね
僕はそれなりに規律正しい人間だったし、体罰も有効だと信じていた。さらに言えば、世の少年はたまには鞭を食らうべきだと考えていた。自分がイートン校にいた頃はしょっちゅう鞭を受けていたし、そのような罰は間違いなく自分のためになった。
『”Frank” and I』第1部第2章, 管理人訳
あ、いまではなく、19世紀のイートン校の話ですよ、もちろん。
1440年の開校……って600年も歴史ある学校なの?
そりゃ罰の内容も色々歴史がありそうね
面白いのが、日用消耗品であるバーチ・ロッドの費用は、生徒たちに請求されていたということです。イートン校では学期ごとに半ギニーでした。19世紀の物価で、高いのか安いのかはよく分からないですが……
(比較しても意味ないですが、今の日本円にすると80円くらい)
また、バーチとセットのお仕置き道具として、歴史上「バーチングテーブル」「バーチングポニー」などの様々なスパンキング台が考案されました。
イートン校に関しては、イートン・バーチに加えて、バーチング・ブロックという独自の用具が使用されていたことが有名です。上の写真でも写っていますが、より分かりやすいイラストがあります。
この左側の踏み台みたいなものが “ブロック” です。キー君の体勢としては……
- まずはお尻を剥き出しに。
- 台の一段目にひざまずく。
- 腹部を上段に預ける。
- 頭を下げ、両手を向こう側の床に着ける。
こうすると、お尻が高く持ち上げられた状態になります。そして体を監督生などのサポート要員の生徒が両側などから抑え、お仕置き執行となります。
生ケツはマストだからね
成長期の少年君たちのサイズに合わせるため、複数の大きさのブロックが用意されていたの
イラストは、低学年向けの物と思われるわ
【その②】「ジュディシャル・バーチ」刑罰用の鞭
1948年(戦後じゃん)に法改正が行われるまで、イギリスでは刑罰としてのバーチングが行われていました。バーチの最大サイズは42インチ(約106センチ)。枝葉も奇麗に落とされた、 より棒状に近い形のものが多いです。
アイルランド国立博物館にある19世紀のジュディシャル・バーチ
Birch Rod | National Museum of Ireland
上記アイルランド国立博物館の説明によると、この鞭は囚人男性用で、医者立ち合いのもと行われる反抗などに対する追加懲罰用です。
19世紀から20世紀にかけてのイギリス&アイルランド文化圏ではよく、
- キャト・オ・ナインテールズ
- バーチ
の2つが正規の懲罰用鞭として出てきます。
もち、九尾の方が厳しい罰
上述のように1948年に英国でのジュディシャル・バーチは基本廃止されたのですが、反抗、反乱の懲罰としては1962年まで特別に許可されていました。ただ、鞭は英国の中央刑務所ワンズワース刑務所で管理し、必要に応じて送ってもらうというガチガチに規制した運用をしていました。
バーチと言いつつも、必ずしも白樺ではなく、ヘーゼルや柳の枝が使われるケースも多いです。特に柳が有名なアイルランドなどでは柳は重要なお仕置き道具です。
例えば、アイルランド民謡に「サリー・ガーデン」という曲があるけど、アイルランドの柳は「サリー salley」と呼ばれて親しまれる、文化や文学の重要なモチーフなのよ
オセアニアの部族のイニシエーションでは、その土地の水生植物の茎が鞭だったり……
国によって枝鞭の木が変化するのも、いとおかしね
バーチの魅力を引き出す3か条
そんなバーチですが、その独特な見た目と雰囲気に惹かれる人もいるはず。ではバーチのお仕置きをより魅力的にするにはどうしたらよいでしょうか。
① お仕置き道具を自分で作らせるお仕置き
さて、お仕置きシーン中でバーチが登場する際、壁や戸棚にに威風堂々とかかっているケインと違うポイントは……
庭からとってくることができる。
『”Frank” and I』でも主人公チャールズは、フランクのお仕置きのために新鮮な枝を庭からとってきます。
僕は頭に来た。そして彼が戻り次第、鞭打ちを行うことを決めた。鞭はなかったが、庭には何本かの白樺の木が育っていた。僕は外に出て長くしなやかな、若く青々とした小枝をいくらか切り取った。すぐに素晴らしい鞭が出来上がった。しなやかさを見るために宙で振り下ろし、心の中で「フランシス君、こいつが君の尻を腫れ上がらせるぞ」と思った。図書室に戻った後は、鞭は引き出しにしまった。
『”Frank” and I』第1部第2章, 管理人訳
まあ、これは束ではなく一本枝だけどね
一本枝の鞭はスイッチ switch と呼びます
……たくさん集めるのは手間ですしね。とはいえ、バーチは劣化するので必要な際に取るのが良いと思われます。
さらに、あるあるシチュが……
キーに庭から採ってこさせる。
こういうのお好きな人いますよね。「引き出しのヘアブラシを取ってきなさい」系のやつです。
しかも、枝の場合、どれを選ぶかの選択が入る。痛くなさそうな枝を選ぶか、痛そうな枝を選ぶか。そして、そのあと、どうなるか。
バーチの他にも……
ヨーロッパのお庭から採りたて直送お仕置き道具といば、ネトル(イラクサ)。ネトルのお仕置きに関するお話は以下をどぞ!
② 水や塩水に漬ける
バーチに限らず、枝鞭を水や塩水に漬けることはよくありますね。見たことある方もいるでしょう。
さて、枝を水や塩水につける、その主な理由として挙げられるのは以下の通り。
- 乾燥による割れなどを防ぎ、耐久性が増す。
- 水を吸った枝が重くなることで痛みが増す。
- 塩水に浸けることで消毒できる
ああ、飛沫を上げつつ弾む尻の肉
素敵
上記の絵は監獄の描写となっていますが、特に学校や刑務所などでバーチを使用する場合は、使いまわしたりするわけです。生尻に当て、肌を傷つける前提であるバーチの消毒は感染症などを防ぐためにも重要です。バーチの広がっている先を縛って、一晩とか浸けておきます。
まあ、他者の血液による感染はもちろんだけど……
ウォシュレットがデフォの現代日本じゃあんまり考えないけど、お尻周りってかなり不衛生だからね
昔の刑務所の状態なんて、なかなかでしょう
あと、酢を入れた水に入れておくこともあります。これも塩水と同じような理由です。
……あと、枝鞭を「尿」に浸けるという記述を見たことがある気がします。なんか、まじないや民間伝承的なやつな気がしますが、ちょっと調べても引っかかってこない……
妄想かな…… 何か見つけたら追記します。
AVの記憶とかだったら、はったおすわよ
③ リボンでデコれる
そういえば『”Frank” and I』では、ペンペン大好き主人公チャールズは、愛人の家に行く際、お仕置き用にかわいいリボンを結んだ特製のプレイ用バーチを持っていきます。
ある時、僕は可愛い青いリボンで結んだいい感じの枝鞭を持ちこみ、夜ベッドに入るときに枕の下に隠した。モードは何も気づかず、愛のこもった僕の腕に抱きしめられていた。もう一度抱き直した後、2人で少しおしゃべりをして、寄り添った状態で眠りに落ちた。モードの尻の温かく柔らかい肌が僕のお腹に押し付けられて、僕のあそこは、彼女の太ももに挟まっていた。
『”Frank” and I』第1部第4章, 管理人訳
かわいいわね!
現在プレイ用でバーチを作る場合は、テープなどでまとめたりすることも多いです。色々デザインの使用がありそうです。
また、そのプリザーブドフラワーのような見た目は、パドルやケインに比べて壁に吊るした際のインテリア性も高そうですね。
高いわよ!
素敵!
『ジェーン・エア』から見る、鞭を当てる部位について
躊躇なくお尻丸出しにできる少年と違って、女子に対するバーチングは古典小説だとしても(エロチカを除いて)、なかなか遭遇するものではありません。
ではここで、19世紀英国文学の代表作、『ジェーン・エア』(1847、シャーロット・ブランテ)を見てみましょう。
『ジェーン・エア』は、海外文学が好きな人はご存じかもしれないけど、イギリスの作家三姉妹・ブロンテ姉妹の長女・シャーロットの作品ね
複数回映画やドラマにもなっているし、日本でもミュージカルとかやっていたりするわ
主人公の少女ジェーン・エアは、体罰が蔓延る寄宿学校ローウッド学院に入学します。以下は親友のヘレン・バーンズが罰を受けるシーンです。
バーンズはすかさず立ち上がり、書物がしまってある奥の小部屋に入っていき、まもなく小枝の束を手にしてもどってきた。その小枝の一方の先端は紐で縛ってあった。この恐ろしげな道具を彼女はうやうやしくスキャチャード先生にさしだした。それからおとなしく自分からエプロンをはずした。すると先生はいきなりその小枝で彼女のうなじをぴしぴしと十二回も打ちすえた。
『ジェイン・エア(上)』(シャーロット・ブランテ, 小尾芙佐訳, 光文社古典新訳文庫)
うなじ?
首を叩くという罰というのはどう考えても一般的ではないですし、他の事例をしらないですが、効果的に痛みを与えられる場所として、首を露出させ、そこを打っているのでしょう。
あたりまえだけどマネしちゃだめよ
ローウッド学院は、シャーロット・ブロンテが子供の頃に実際にいた学校をモデルにしています。ヴィクトリア朝イングランドの、特に女性目線での社会状況を描く代表作として、歴史の説明などで引き合いに出されることも、多々あります。
『ジェーン・エア』2011版ドラマより
寄宿学校って言っても、さっきのイートン校みたいなボーディングスクールというよりは、孤児院みたいな雰囲気ね
モデルになった学校は、シャーロット・ブロンテが自身の小説で、大々的に酷い環境を暴露したせいで、世間からボコボコにされたみたい
ちなみに、1983年版ののBBCドラマ『ジェーン・エア』では、ヘレン・バーンズは木の棒(フェルラまたはフェルール)で手のひらを打たれます。実際のところ、バーチは耐久性もなく、自然劣化も起こすので、学校のように頻繁に罰が発生する場では向いていないのも確かです。
……しかし、ここで、管理人が引き当てたシーンを紹介します。
2020年、コロナ禍。ちょうどこのサイトを立ち上げたちょい前くらい。当時「Stay Home(家にいよう)」推奨のため、世界の様々な団体がYouTubeにコンテンツを上げていました。
イギリスのナショナルシアターも、期間限定で舞台の公演映像をYouTubeで公開、その中に『ジェーン・エア』もあったのですが、作中ヘレンが受けたのはまさかのお尻叩きのバーチングでした。
『Jane Eyre』NationalTheatreLive
演出的な意図があったのでしょうか。原作ではお尻じゃないのに、お尻を叩いてくれるのは意外ですね。こちらも、仕事サボってだらだら見ていたら想定外で慌てました。
ってか、こんな古典小説の演劇を見てるなんて、コロナ初期の地獄のような暇さが伺えるわね
バーチの姉妹分 ~ その他の枝鞭たち ~
ヘーゼル・ロッド
先ほども少し触れましたが、白樺の他にヘーゼルの木も鞭として存在感がありますね
Ludwigsburg Prison Museum | Dark History (wordpress.com) より
上記写真は ルートヴィヒスブルク刑務所博物館@ドイツ のものです。解説ではバーチは主に女性の裸の背中に使われ、ヘーゼルのロッドの方は1853年より男性用に導入されたとのこと。
写真中の解説の文字がボケてて読めないので、ツールで解読したんですけど、間違ってたらごめんなさい
ヴィヒタ
ヴィヒタ Vihta は、束ねられたバーチの枝葉を指すフィンランド語です。ご存じの方もいると思いますが、サウナでバシバシして血行を促進するものです。
「ウィスキング」というやつね。かえでがよく行ってるわ
バーチ、白樺はフィンランドの国樹です。ヴィヒタはもちろん、お仕置きとは別文脈の道具であります。
とはいえ、他の北国の例に漏れず、周囲にバーチがわんさか生えている国なのだから、やはりバーチのお仕置き利用は自然の流れです。むしろ中央ヨーロッパよりもメジャーと言えるかもしれません。
なお、鞭の場合のフィン語は、ヴァイツァ vitsa です。
あっ
そいえば、『サライ』でヴィヒタでお尻叩くのもあったわ
※確認したら3巻でした
【まとめ】偉大なるバーチ・ロッドの功績
今回はそこそこ長くなってしまったのですが、これでもだいぶ内容カットしました。歴史の長いお仕置き道具であるバーチ・ロッドは、無尽蔵にネタがあるので、また個別トピとして企画を立てていこうと思います。
学校などでのお仕置きはケインやパドルというイメージが強いかもしれません。
しかし、それらが20世紀近くにやっと誕生し、かと思えばあっという間に体罰が廃止して現実から消えるまでの期間は、類の歴史を見ると一瞬のこと。それまでの長い長い歴史の中で、無数のお尻を染め上げたお仕置きの主役はバーチだったわけです。
こう、色々バーチを大きな視点で見てみると、素朴な、かつ偉大なこの道具の魅力も見えてくるのではないでしょうか。
というわけで、また次回お会いしましょう!
バイバイ!