『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のスパンキングを一画素残らず満喫するガイド【FIFTHY SHADES その3】

BDSMドラマの金字塔「フィフティ・シェイズ」シリーズ3作を、スパンキングに注目して解説していくシリーズの3回目です。

まだ見たことない方はもちろん、何度も見た方も新しい発見を得られるよう、色々と視点を変えてご紹介していきます。

Part.1 はこちら↓

吉川
よりダークに、かつディープに

今回は「フィフティシェイズ」シリーズの2作目、『フィフティ・シェイズ・ダーカー』に入っていきます。

さて、なんやかんやでよりを戻したアナとクリスチャン。相変わらずセレブに土下座される勢いで追い求められるのを、ちょい斜め上からあしらう少女漫画のヒロイン・アナスタシアさんですが、まあ、リアルさはそんなに重要じゃないので、とりあえず見て行きましょうか。

スパンキングシーン 01: おねだり

クリスチャンが前作で勝手に売り払った車の賠償で振り込まれた2,400ドル(260万円くらい)を、そのままチャリティオークションに横流しするアナ。誰かの役に立つからと説明するアナに対して、クリスチャンは……

クリスチャン「君をあがめるべきか、尻を叩くべきか、どっちがいいかな」

アナ「できれば…… 後者がいいんだけど」

アナよ。

あんなに「おしおきはいやなのっ!!」と食って掛かっていたくせに、自らおしりペンペンを望むようになるとは、成長したなあ……(涙)。

その間に考えを変える何かがあったかというと、ない気もしますが。

きっと仮面舞踏会という非日常に加えて、あたかもドレスの一部かのようにアナの前アナに突っ込まされているジグルボール、さらに(クリスチャンと違って庶民のくせに)数百万円をノリで寄付した興奮状態、という複合要因が引き起こしたおねだりでしょう、きっとそうだ。

その後個室に連れていかれて、お尻を叩かれるわけですが、把握している限り、前作を含めてアナが「spank」という単語を初めて発した記念すべき瞬間です。

人によっては映像重視でどうでもいいと考える方もいると思います。「え、spank という単語だけで喜ぶとか小学生www?」というのはごもっとも。しかしながら、洋画に限らずアニメなんかでも、ビジュアルだけではなく、登場人物が関連台詞を実際に発することによって「あぁこの人は頭で尻叩きを意識しているんだな」ということを、あらためて感じることができるのです。

いかがでしょうか。

……?

このシーンのお尻叩きは、ベンドオーバーベッドで4発のハンドスパ。おねだりされたんだからもうちょっとプレゼントしてあげようよ、クリスチャン。

今回はかなり反響音が少ない録音になっています。部屋が音を吸収しやすいのか、音響の都合なのかはわかりません、パーンという派手さはあまりない、べっちんっ! という肉感と痛感あふれる響きで、そういう方が好みの方には耳の肥やしです。

ちなみに、恐らく突っ込まれているボールのせいだと思いますが、アナが叩かれるたびに色っぽく反応してくれるおまけつきです。

というわけで、この4発のスパンキングを、しっかり目と耳に焼き付けておきましょう。残念ながら今作は残りスパがもう全然ないのです……

謎が残るスパンキング未遂シーン

さて、クリスチャンとアナがビリヤードで勝負をする場面に移りましょう。アナは、このゲームで「もしアナがかったらプレイルームに行く(=SMやるぜ)」「もしクリスチャンが勝ったら、まあ好きにしてよい」という提案を自分からしてきます。

目に見えてB化していく、あの清楚な文学部の女子大生だったアナ……

吉川
確信犯的に、自分のお尻をクリスチャンの股間にぷにぷにと押し付けながら、ビリヤードを進めていくアナ。なんて非人道的。クリスチャンが死んだらどうする!

というかビリヤードの構えっていいよね、どういうところがとは言わないけど

しかし調子に乗ってプレイしていた報いか最後の最後でケアレスミス。アナは負けてしまいます。クリスチャンに負けを認めるように宣告されたアナが言い放ったのが、このセリフ。

(クリスチャン「負けを認めるか?」)

原文
アナ “That depends on how hard you spank me”

吹き替え版
アナ「強くお尻を叩かれればね」

これまではずっとクリスチャンが先手で、アナが従っていたものが、ここに来てついにアナからの攻めに入りました。こらっ潔く負けを認めなさいアナっ! ペンペン! となるかなり美しい流れ。

もちろんクリスチャンは、言われた瞬間颯爽とアナのもとに大股で向かい「荒っぽくやりたいね」の一言。そしてアナをビリヤード台にうつ伏せに押し付ける。

ドキドキ。

そしてついにクリスチャンは、その手を動かし……

自分のズボンを脱いだあああ!!

ケツを叩けよ
おちけつ!

あれだけお尻を股間にぐいぐいされたら、3度のセックスよりも女の子へのお仕置きが好きなクリスチャンといえども仕方がないかもしれません。

でも、ここまでわかりやすくスパンキングフラグを立てておいて一発も叩かないのはちょっと謎です…… 原作の小説では叩いているのかな? ちょっとどこかでその辺も確認できればと思います。

話変わって、このシーンで特筆するべきことが、もう一つあります。実は字幕版が、英語原文&吹き替えとは違う言葉になっているのです。それは、

(クリスチャン「負けを認めるか?」)

字幕版
アナ「あなたの突き方次第」

なんという優秀な字幕。

日本語版独自の言葉遊びは、なんだか苦し紛れに終わることも多いですが、これは文句を付けようがない。

  • それまでのビリヤードプレイを上手く取り込む
  • セックスシーンへの流れがスムーズ
  • 尻叩きを会話に入れないことでそもそも尻を叩かなくても問題ない

ということを一気にやってのけます。スパシーンフェチとしては、スパがなくなることでシーンがまとまるというのは、奥歯を噛み砕きそうなほど悔しいところですが、ちょっとイイ感じだったのであえて言及いたしました。

スパンキングシーン 02: サービスペンペンシーン

はい、みなさんお待ちかね、サービスシーンのお時間です。前回のサービスシーンを覚えていますか?

前ここを通った時は肩に担がれていた、とわざわざ言ってくれるアナ。

後は分かるな?


今回のスパシーン、以上。

あれ、全編でたった5発だけ……? 嘘でしょうクリスチャン。いつの間にそんなに控えめになってしまったの。今回はクリスチャンよりも、アナがスパンキーとしてのスキルを開花させてくれた回でした。そして、なんか(若干安っぽい)敵役出現の演出と共に、最終章へと突入していきます。

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