\ 投げ銭ご支援/
スパンキング白書 エディトリアル の世界設定
- 元々は別の小説作品だったので、今特に使用していない設定も大量にあります。書き直せたら出すかもしれません。
- 最初に作り始めた時は近未来SFだったため、無駄に用語があります。(あの頃は、SFならセンシティブな内容でも気にならないだろうと思っていた。今は気にならないどころか、別にどうでもいい。)
世界観の大前提
- 本世界では、尻叩きのお仕置きは、常識である。
- 本世界では、尻叩きのお仕置きは社会通念上、基本的には体力のある20代までを対象に行われる。ただし、スパ法等により、対象年齢を明確に縛るものではない。
- 本世界では、尻叩きのお仕置き時に尻を露出したり、脱衣の付帯仕置きを課されるのは、常識である。ただし、それによる羞恥度自体は、現実世界に準ずる。
- 本世界では、異性の裸体などによって起こされる性的な刺激や反応は、現実世界同様に生じる。
ただ、人はそれらに「慣れている」。人の慣れはとても強いものである。なお、
- 頭や顔など、尻以外の部位を叩くなどの行為はお仕置きと称していても暴力行為であり、違法である。
スパンキング法
この世界のお尻叩きの根拠となるルール。正式名「叩尻懲罰執行に関する法律」。通称スパ法。
概要
- 家庭や学校、会社などの民間環境で、主に体力のある20代までの人間に対して、尻叩きの仕置きを与えることができる。
- お仕置きの厳しさに関して、特A級、A級、B級、等の等級、及びそれに合わせて使用可能な道具、回数などが定められている。家庭と法人組織では、適応ルールが異なる。特A級は、専用の施設でのみ可能。
- 尻叩きは衣服の上からも剥き出しの状態からも可能。
詳細
スパンキング法で使用される表現
スパンキングの公文書上の日本語表記としては「叩尻懲罰(こうこうちょうばつ)」という表現を当てる。懲罰のみの場合、一般的な罰を指すので必ず「叩尻懲罰」の4文字セットとなる。ただし、文章以外では誰も使わない。というか、読めない。
「主仕置き」という表現をした場合は、基本的には尻叩きの罰を指す。
付帯仕置き
スパ法では、主仕置き(尻叩き)の前後に、追加で課すことができる罰が定められている。主に以下の2つ。
- 拘束仕置き:仕置き部屋やピロリー(晒し台)等による拘束
- 脱衣仕置き:一定時間、衣服の一部、及び全部の没収
なお、主仕置きのが成立しない状況下で、上記の罰を与えることはできない。
公的なスパンキング
行政スパンキング
交通違反や、条例違反などによって、警察や公共組織からペナルティポイント(PP)が付与された際、そのポイントを一定期間内に、尻叩きを受けることで消化する必要がある。期限を超えるとPPが延滞加算される。
尻叩きは、各地のペナルティセンター(警察の管轄)で受け付けている。受付時間は平日は午後7時まで。土日も5時まで空いているが、祝日は休みのため、連休中に期限が来てしまわないよう注意。
司法スパンキング
刑罰として執行する尻叩き。日本では行われていないが、スパ法で制度化しようとする政治勢力もある。
叩尻懲罰調査部
概要
国内のスパンキング法違反を捜査、告発を行う、泣く子も黙る特殊調査機関。
Disciplinary Spanking Investigation Department、通称「インスパ」。内勤の調査員と、現地調査員がいる。
調査部長
ー 総合調査課
ー 法務調査課
ー 教務調査課
ー 用具監査課
ー 研究課
調査員の所属は基本的には総合調査課であり、各民間組織や家庭の不正を捜査、告発を行う。ただし、法務省管轄の組織や施設(少年院等)は、法務省からの出向者による法務調査課、文部科学省管轄の組織や施設(学校等)は、文科省からの出向者による教務調査課が担当している。
各調査課はいくつかの調査班を有する。
調査班
ー 班長(1名)
ー 調査官(数名)
ー 特別査察官(数名)
ー 分析官(0-1名)
特別査察官(インスペクター)
現地調査の中でも、身分を隠して対象の組織に入り、行われている尻叩きを視察及び実体験して、報告を行うエリート調査員。通称インスペクター。
学校などの教育機関や、少年院などの矯正施設に潜入することが多いため、担当者の年齢は、基本的には10代後半から、20代前半である。
スパンキング法違反の嫌疑がある組織や団体に対して、証拠確保のための潜入捜査を行う場合もあるが、ランダムに選んだ団体に抜き打ち潜入を行う場合もある。
調査員としての高度な道具知識やスパンキング技術が要求されるのはもちろん、職務上、違法な尻叩きを受ける可能性があるため、それに耐えうる耐久力のある臀部が必須である。配属研修時の地獄のような尻叩き訓練は、何年経っても、思い出すだけで尻を抑えてうずくまってしまうらしい。
叩尻懲罰局
通称スパ局。叩尻懲罰査察部の名目上の上位組織。
スパンキングによるよりよい社会づくりを目指すための省庁であるが、担当範囲がニッチなため、庁としての存在感は薄い。職員も数えるほどしかおらず、なんか、左遷された官僚とかが飛ばされてくるため、名実ともに「おしおき庁」である。
実際のところ、法務省と文科省が実権を握ろうと殴り合っている叩尻懲罰調査部の方が政治力が強く、ぶっちゃけそちらが事実上の本体である。
アンチスパンキング(違法薬物)
感じる痛みを不当に強くする、もしくは罰逃れとして、痛みを感じさせなくする違法薬物に関しては、スパ法で決められている。
「レヴァリオール」(Revariol)
違法薬物。経口摂取することで、臀部の筋肉に対して鎮痛効果を発生させることができる。つまり、いくら尻叩きを受けても平気になる、アンチスパンキングドラッグ。ラテン語で「軽くする」を意味する「レヴァリア(levare)」が語源。痛みを軽くする、と罰を軽くする、の意味を併せ持っている。
下半身の大きな筋肉に対して作用するため、大殿筋の他、前腿の人体最大の筋肉である大腿四頭筋も同影響を受ける。ただし、他のアンチスパンキングドラッグに比べ、摂取しやすく、発覚もしにくいため、中高生の間で「お仕置き逃れの秘密アイテム」として、裏で取引されている。
しかし、繰り返し服用すると大殿筋が耐性を生み、必要量が増加、筋肉にダメージを引き起こす可能性がある。また、薬の効果が切れた後の臀部は衝撃に対して過敏になり、軽く叩かれただけでも激痛となる。このような副作用、禁断症状があるため、所持、使用は厳しく規制されている。
スパンコロジー
尻叩きに関する、総合的な学問。スパンコロジーの学位を持っている者をスパンコロジストという。欧米に比べて、日本ではまだまだ環境が整っていない学問であり、政府をあげて発展支援を行っている。
スパンコロジー自体は、文系理系を問わない分野横断的な学問であり、各スパンコロジストは、法学、工学、解剖学、歴史学など、それぞれの専門分野を持つ場合がほとんどである。
- 医学
- 法学
- 機械工学
- 情報工学【NEW】
- 教育学
- 文化人類学
学校でのお仕置き
※高校の話とする。(それ以外は、ここでは触れない)
仕置等級
基本的にはスパ法の中に定められている内容に従って、学校独自の事情に合わせてルールを定めている。以下に、公立学校の仕置等級の例を示す。
仕置等級 | 違反例 | 管轄 |
---|---|---|
特A | 重大な違法行為 | 学校管轄外 |
A | 飲酒喫煙や万引き等の違法行為 | 懲罰委員 |
B | 校内暴力、カンニング等の重大な校則違反 | 懲罰委員 |
C | サボリや器物破損等の校則違反 | 生活指導 |
D | 過度の遅刻や赤点などの生活指導 | 生活指導/教師 |
E | 忘れ物等、日常的なミス | 教師/担当生徒 |
あくまでも違反行為に対するレベル付けであり、B級とC級で、必ずしもB級のお仕置きの方が厳しいわけではない。情状酌量の余地があるB級と、悪質なC級の場合、尻叩きの回数や、全裸などの付帯仕置きの調整で、C級の方が厳しくなる場合もある。
また、E級に関しては、生徒がお仕置きの執行をすることができる。各クラスでルールや、お仕置き担当の係、日直などを設ける場合もある。(クラスの運営方法による)
学校での付帯仕置き
そのそもの付帯仕置きの役割はお仕置きの厳しさの調整であるため、全ての等級において、拘束と脱衣が執行可能である。
拘束
全校集会などでの重大なお仕置き後に、校内のパブリックスペースで人目に晒すなどがある。基本的には脱衣とセットとなる。ただ、授業が受けられなくなったりと、学校生活に支障があるため、基本的には脱衣仕置きが多い。
脱衣
尻叩きのお仕置き後、そのまま尻を出したまま授業を受けさせるのが多いパターン。重い場合は、尻叩き後一日全裸もあり得るが、そのレベルの罰の場合、基本は放課後の生活指導なので、そこまで人目に晒されない。生徒が最も恐れるのは、朝礼や、朝のHRでのお仕置き+脱衣罰である。
なお、公立の場合は、全裸仕置きといっても完全全裸は基本的にはなく、男女ともに前張りが許可される。私立、特に男子校や女子校は、完全全裸が多い。
みなとみらいディシプリンセンター
みなとみらいにある、官民問わず、スパンキング関連の組織が入居するオフィスビルディング。叩尻懲罰査察部の本拠でもある。建物自体はスパ庁の管轄。
ビルに入居する組織は以下の通り。
叩尻懲罰査察部
前述の項目参照
代表は、大蔵俊樹査察部長。叩尻懲罰庁出身ではなく、インスペクター上がりの叩き上げである。尻叩きだけに。
日本スパンコロジー総合研究所
通称スパ総研。文科省が設置するスパンコロジーに関する総合研究機関。シンクタンクとして、一般社会におけるスパンキングについて情報収集や解析を行ったり、政府の諮問機関として政策に関する助言を行ったりする。
最近では、テクノロジー企業と提携して、スパンキングロボットや、AIの開発にも関与しており、徐々に存在感を示し始めている。スパンコロジストの養成は、直近の課題である。
代表は、恵和宏所長。スパンコロジストで、専門は情報科学。
ヂシプリン商工会
スパンキング業界の民間利益団体。営利企業の連合であるため、他組織とはケタが違う資金を擁する。
スパンキング業界は、道具メーカーやスパンカートレーニング、アフターケア塗り薬など、裾野が広い。その多くの会社を代表して、スパンキング法規制緩和などのロビー活動などを行っている。
もともとは、明治期に幕府の仕置具御用である源朱鷺衛門が設立した一種のギルドが発端。
代表は、8代目源朱鷺衛門、本名、源風音。源千尋の血の繋がらない姉であり、日本のスパンキング業界を裏表から動かすフィクサーである。
SPA-HAKU
後述の項目を参照。
代表は、七峰千夏編集長。
SPA-HAKU
民間のスパンキング研究チーム。会社ではない。
経緯について
スパ研のような公共機関や公務員は、柔軟な活動する上で様々な制限があった。その問題を解決するために、文科省が資金後援をして、天才的なスパンキング特別査察官であった七峰千夏と、その職務上のバディであったスパ研の吉川百合菜を初期メンバーに、小規模な研究メディアとして立ち上げたのが「スパンキング白書編集室」である。
しかしながら、
七峰が無駄な金稼ぎの才能を発揮し、業務領域を広げに広げまくる。結果として、メディアではなく「スパンキングなんでも屋」みたいな、超適当な謎組織へと変貌することとなった。正式名称も「SPA-HAKU」に変更されたが、編集長などの肩書はそのまま残っている。
運営について
収入は、補助金、活動利益が半々くらいであり、その他、源千尋からの多額の融資で運営を行っている。
書類上は、設置されている理事会によって運営されていることになっている。書類上は、理事会は、理事長である七峰千夏と、融資者である源千尋の2人である。実際のところは、
七峰「今期は金があるので、みんなにボーナスを出します」
源「あい」
か
七峰「今期は金がないので、ボーナス出せないです」
源「あい」
が理事会の全てである。
文部科学省スパンキング課との関係について
前述の通り、メンバーや資金源は文科省系であり、コネを利用して文科省のスパンキング課に、仕事の斡旋などもしてもらっている。どっからどう見ても癒着である。
一方でSPA-HAKUは、法務省とのスパンキング界における勢力闘争や、尻叩きを廃止して別の仕置き方法を擁立しようとする勢力との争いにおいて、大っぴらに身動きが取れない文科省に代わって、代理戦争の出城として機能している。
このあたりの政治的なキャンペーンは、スパンキング原理主義者である源千尋が一手に引き受けている。
人物設定
七峰千夏
神奈川県の温泉宿の一人娘。中学時代、事情により家庭環境の悪化で、家の近くにある、仕置き道具職人の工房に入り浸り、スパンキングインプリメントの魅力に取りつかれる。
高校時代、自らも道具職人になろうと、鈴ヶ森の七代目源朱鷺衛門に弟子入りしようと押しかけるが、叶わず。しかし、高校生とは思えない、その異常な道具の扱いの上手さに感心した朱鷺衛門は、スパンキング法違反を取り締まる叩尻懲罰査察部に推薦を行い、高校卒業後に査察部の特別査察官となる。
また、その後も朱鷺衛門の元には足しげく通う。彼の孫娘である千尋と波長が合い「朱鷺衛門の孫に弟子入りしたら、結果的に朱鷺衛門の曾孫弟子になるのでは?」という極めて頭の悪い思い付きで、一方的に千尋のことを師匠と呼んでいるが、千尋からは、パシリのような認識を受けている。
吉川百合菜
東京都内で生まれ、高校時代に両親の仕事の関係でアメリカに渡り、現地の大学のスパンコロジー学部機械工学科に1年飛び級で入学する。
スパンキングロボットの設計に興味を持ち、研究を行っていたところ、渡米していたスパンコロジスト恵和宏に日本での仕事に誘われ、日本スパンコロジー総合研究所に移籍。その後、当時部を上げた大規模な捜査を行っていた叩尻懲罰査察部に、アカデミックなサポート要員として派遣され、同年齢の七峰とチームを組むこととなる。
その後、「サボりやすそうだから」という理由でSPA-HAKU立ち上げに参加。ただし、日本スパンコロジー総合研究所の研究員としてのポジションは持ったままである。
和泉楓
東京都出身。高校時代の部活は陸上部。
都内の大学の法学部に進学、スパンキング法のゼミで勉強をする。家庭教師のバイトで、尻叩きの実践技術も学ぶ。就活の際、たまたまスパ法の知識がある人間を探していたSPA-HAKUに採用される。
俗物だが努力家。
源千尋
孤児。源は養家の姓。
スパンキング業界のフィクサーである源家が他組織との抗争により襲撃を受け、致命的な人的被害を被る。本家直系の人間で生き残ったのは、一家の構成員総勢で死守した当代の七代目源朱鷺衛門と、その孫娘であるの風音(当時20歳)だけであった。
この事件により風音が大きな障害を負ったため、源本家の後継問題が勃発することになる。七代目は分家の養女として養護施設から縁組をしていた12歳の千尋を、風音の代わり後継候補として自分の元に呼び寄せる。法律上は七代目は大叔父、風音は再従姉妹となるが、そもそも
よって経緯上、千尋と風音とは本質的には利益対立しているともいえるが、千尋が後継争いにほとんど興味がないため、ある程度は上手くやっている。むしろ、風音は千尋が怖がるほぼ唯一の人間である。
地元の公立中学に通っていたが、ほぼ不登校で問題を起こし幾度も補導されている状況であっため、躾の厳しい全寮制の高校に入学させられる。しかし、その甲斐もなく、素行は磨きをかけて悪化し、在学中に巨額の個人資産と派閥を築き上げる。
卒業後は、自分名義の会社を運営していたが、七峰の頼みを受けてSPA-HAKUに出資。自らもメンバーの一人として在籍する。