【小説】『従妹のオードリー』第三章 (HandPrince)

ママにおしりペンペンの宣告を受け、自分の部屋での待機を命じられたオードリー。その一方でリアルなおしりペンペンを目撃することをずっと待ち望んでいた僕。

大事に思う気持ちが芽生えた妹分のお仕置きを眼前にして、僕は何を思うのか。最終章。

本作品は原作者から許可を得て独自に日本語訳及び公開しているものです。This story is translated and posted with permission from the author. (The Handprints Spanking Stories Page)


 バスルームのドアが開き、ベッツィおばさんが廊下に現れた。青みがかった灰色のブラウスを来て、紺色のスカートと靴を履いていた。そして廊下を横切り、オードリーの部屋へと入った後、ドアを閉めた。後ろめたさを感じているにもかかわらず、僕はもう我慢できなくなった。靴ひもをほどく時間も惜しみながら急いで靴を脱ぎ棄て、ベッドの上から例の棚によじ登った。それからドアの上の窓から隣の部屋を覗き込んだ。ベッツィおばさんは、オードリーの机のところにあったイスを壁まで引っ張ってきていた。真っすぐの背もたれの木の椅子だ。そして怖い顔をして、もじもじしている従妹をにらんでいる。オードリーはもう泣き止んでいるようだったが、その握った両手は不安そうに、緑色の制服のお尻に押し当てられていた。「ルールは知っていたでしょう、オードリー。そしてそれに従わなかった」ベッツィおばさんは、しかめっ面で言った。「驚いたわ! 木から取った古くて汚いなしを食べるなんて!」

「さ、最初に洗ったよママ、あと—」

 ベッツィおばさんは、手を振って話を止めた「いい加減にしなさい! どれだけ言い訳すれば気が済むのかしら?」 オードリーは肩を落とし、おばさんの視線を避けるように、しょんぼりと頭をうなだれた。それから少しの間、きまり悪そうに唇を噛んだ。

「ご、ごめんなさいママ……」彼女は逆らうことなく、怯えた小さい声で呟いた。

「そう、本当に反省しているのかしらね!」

「もう絶対に木に生ってる梨は食べないよ、ママ! 絶対、絶対、絶対!」

「じゃあ勝手に夕食前につまみ食いはするのかしら?」

「し、しない!」オードリーは一心に誓った。「絶対にしない、約束する!」ベッツィおばさんの顔は幾分和らいだ。

「それはいい子ね。今度からは悪いことはしないって約束してくれたのは嬉しいわ。でも、やったことはやったこと。今日はとっても悪い子で、お仕置きは受けなくちゃいけないわ。さあこっちに来て膝の上に横になりなさい。」

「お、お願いママ!」とオードリーは絶望に打ちひしがれ、目には涙が浮かんでいた。そんなつもりじゃなかったの! 忘れてたの! お願い、もう一度チャンスをちょうだい、約束するから—」

「オードリー、すぐにこっちに来なさい。それとも、下に降りて、ヘアブラシを取ってきてほしいのかしら?!」

「いやあ!」オードリーは驚いて泣きながら、僕が木に登っていた時みたいに心配そうに唇に指を押し当てていた。それでもなお、彼女はカーペットの上に立ちすくみ、おどおどしながら体重を左右の脚に交互に預けていた。

 おばさんは続けた。「さあ、あんたっていう子は、3つ数えるまでにこっちに来た方が身のためよ。1…… 2…… 」オードリーはベッツィおばさんの方にためらいながら足を出して、止まった。見るからに、従う恐怖と従わない恐怖の間で葛藤しているようだった。一方で彼女の母親は、見るからにイライラを募らせていた。「オードリー!」とベッツィおばさん。「今すぐ言われたとおりにしなさい。さもなければヘアブラシを取って来るわよ!」オードリーはぐっと唾をのみ込むと、屈んで母親の膝の上にうつぶせに横たわった。その瞬間、加えられた重みで、古い椅子は微かにぎしっと音を立てる。彼女は僕とは反対の方に頭を向けた体勢で、手足はだらんとして丁度床に擦るくらいだった。ベッツィおばさんはオードリーを、お尻が丁度自分の右膝の上に来るように、ちょっとだけ左に動かした。オードリーは首を後ろに向け、自分のママを横目で見たが、そのかわいい顔は怯えでくちゃくちゃだった。ベッツィおばさんは下に手を伸ばし、オードリーの制服のスカートを静かに、そのすらっとした腰まで引き上げた。レースの白いスリップが露わになっていく。オードリーは準備が着々と進んでいくのを感じて、すすり泣いていた。何かを言いたげに唇を離し、しかし考えが変わったのか口を閉じる。ベッツィおばさんは、スリップも同じように引き上げ、スカートと一緒に背中の真ん中あたりでまとめたが、前の部分はそのまま椅子の側面に垂らした。

 ドアの上の窓からは、母親の膝の上に横になるオードリーがよく見える。スカートはまくられ、深緑色のコットンのブリーフは、ふっくらと丸い小さなお尻の丘を、ぴったりと浮き上がらせている。そして僕は、口が乾いた状態で、はらはらとした気持ちで震えていた。これは正に、僕が今まで妄想してきたことだ。僕の空想世界では、少女たちが腰まで着ている服をまくられ、パンツの上からお尻を叩かれていた。そういえば、「リトル・ヨーディン」(注:アメリカの週刊コミック)のお母さんとお父さんは、ヨーディンを毎週こうやってお仕置きしてたんじゃなかったっけ? ベッツィおばさんは明らかに、ヨーディン並みにキツいお仕置きをオードリーに与えるために準備しているようだった。「オードリー、これからしっかりと反省してもらいます」とそっけなくベッツィおばさんは言いって制服のスカートをならし、余った部分を邪魔にならないように下にどけた。「すぐに忘れることのないような反省をね」

「もう反省した、ママ!」とうっかりオードリーは口に出した。「だから、おしりペンペンは必要ないよ! ほんとだよ!」

「口を閉じるよう言ったでしょ!」ベッツィおばさんは厳しく警告した。そして同時に指をオードリーのパンツのゴムに下に入れ、太ももの上で裏返しになるよう思いっきり引き下ろした。従妹のお尻が丸出しだった。オードリーのお尻の、クリームのような肌は、とっても柔らかく繊細に見えた。その形の良いお尻は、まるで2つの丸い雪のかまくらを並べたようだった。僕の膝から力が抜け、口は開きっぱなしだった。裸のお尻を叩かれる子なんて、僕、見たことなかったから。一方でオードリーは、全てのことが経験済みのようだった。恐怖のうめき声を上げながらまだ肩越しに振り返り、哀れな目で最後の懇願を送りながら母親の顔色を伺っていた。しかし、ベッツィおばさんはそれには何も応えることなく、左腕をオードリーの背中に回して、ぐしゃっと寄せられたスカートのすぐ上を押さえた。そして、右手を振り上げた。

「お願い、お仕置きはやめて、ママ!」これ以上堪えきれずに、涙声でオードリーは言った。「お願い、どうか—」

「勝手にご飯の前につまみ食いするのはルール違反だって知っていたでしょ!」ベッツィおばさんは怒鳴った。「そして、言うことを聞かなかった!」その瞬間、おばさんはオードリーのお尻に、素早く、大きな音を立てて平手を食らわせた。手のひらが再び宙に上がっていくと同時に、オードリーは苦しみの声を上げた。「私が帰ってきてみたら、あなた、古く汚い庭の木に生ってた、腐った実を食べてるじゃないの」パンッ! 再びおばさんの平手が叩きつけられ、オードリーのか弱いお尻は衝撃で震えた。彼女は再び、そしてさらに切羽詰まった叫び声を上げた。ベッツィおばさんは、動きを止めた。おそらく、オードリーの「おいた」について考えているのだろう。

「お、お願い、ママあああ」オードリーは呼吸を取り戻して、泣きすがった。「ごめんなさいい! お尻ペンペンはやめて!」

「本当に反省しているのかしらね!」とベッツィおばさんは口早に答え、オードリーのお尻にさらに3回、素早く連続で平手を食らわせた。今度は痛みによる叫びは長引き、お尻はしばらくぎゅっと引き締まった。それからベッツィおばさんは、しかめっ面をしながらも、再び手を止めた。もう十分だと思ったんだろうか? おしりペンペンはもう終わり? 多分そうだろうなと思った。そして、オードリーが膝の上でもだえながら、痛みの声を上げている状態で少し時間が経過した。泣き声が少し収まり、すすり泣きに変わるにつれ、僕はオードリーのパールホワイトのお尻が、おしりペンペンによってほのかなピンク色に染まり始めていることに気付いた。「もう私に反抗したり、つまみ食いをしたりしない?」

「しないよ、ママ!」オードリーは母親を振り返って見ながら、首を一心不乱に左右に振って涙ながらに応えたが、おばさんはもう一度手を振り上げていた。パン! パン! パン! パンッ! と、ベッツィおばさんの平手が、オードリーの生の肌に叩きつけられる。手のひらが膨らみに当たった時の、子気味良い、鋭い音が天井と壁に反響した。そして、雨のように平手が降り注ぐ度に、オードリーは叫び声を上げる。それからまた、ベッツィおばさんは手を止め、母親の話を聞けるようになるまで。しばらくオードリーを泣くままにさせた。「私の言うことに従うのかしら? それとも」彼女の声が固くなった。「従兄のスティーブンに従うのかしら?」

ママが言うことに従う! ママが言うことに!」

パン! パン! パン! パンッ! パンッ! オードリーは再び泣きわめき始めた。力強い平手で、お尻が何度も叩かれるたびに、彼女の小さな体は鋭い痛みで震えた。今度はオードリーの涙が収まるまで、もうちょっとかかった。叫んで、すすり泣いて、お尻はもっとまだらに桃色に染まっていく。「もうあの古くて汚い木に生っている実を食べたりしない?」

「しないいい、ママ! しないい!」従妹は哀れに泣きじゃくった。ベッツィおばさんは口を結んで、オードリーのスカートをさらに脇に寄せて、彼女の腰をしっかり押さえつけられるようにした。そして深呼吸をすると、おばさんはオードリーのお尻に、鋭くしっかりした平手を繰り返し、繰り返し与えた。柔らかく震える小さなお尻を何度も何度も叩かれるたびに、オードリーは宙に向かって喘ぎ、それまでよりも更に泣き叫けぶ。僕は、おばさんは数回叩いたら終わりにするのかと思っていた。でも違った。長い間つま先立ちだったので、足も疲れ始めていたが、一瞬たりとも見逃すわけにはいかなかった。数十秒かそこら、隣の部屋から聞こえるのはオードリーの悲しみに満ちた叫びと泣き声だけになり、それからベッツィおばさんの平手がテンポ良くオードリーのお尻に当たる音が聞こえる。最初の1ダースかそこらは、お尻は1秒ごとくらいに叩かれていた。オードリーの泣き声は叩かれるごとに激しくなっていき、最後には痛みで泣きわめきながら、めちゃくちゃに足を蹴り上げていた。そのせいで彼女のパンツはさらに下にずり落ちてしまっている。その後、ベッツィおばさんは叩く速度を緩めた。痛みを感じるレベルを一定にキープしてるようだ。とはいえ、彼女は一発一発をしっかりと打ち込んでいた。数えきれないほどのテニスのボレーで鍛え上げられた、疲れを知らないその腕から繰り出される速く正確な平手。間違いなくおばさんは「お尻叩き名人」スキルドスパンカーだった。そしておばさんがこの可哀そうな小さな従妹を、自信を持って、手慣れた手つきでペンペンする。まさにこの左右のお尻に、まさにこの方法の罰を、何度も与えてきたことは明らかだった。

 オードリーに2ダース以上のお尻叩きを与えた後、ベッツィおばさんは手を休め、手のひらを自分の腰で揉みながら、膝の上に横たわったまま泣き声が弱まらない僕の従妹を見下ろした。オードリーの左足の靴は脱げ落ち、右の靴下はずれ下がり、ペンペンされた2つの丘は、しっかりと桃色に染まっていた。ベッツィおばさんは感覚が戻ってくるよう手のひらを揉み続けながら、まるで自分自身に質問を投げかけているかのように眉をひそめた。いくらか時間が経つとオードリーの涙が少しは収まり、喘ぎながら、何かをおばさんに伝えようとしていた。でも僕が分かった単語は「ママ!」と「お願い!」くらいだ。オードリーのお尻は時間とともにより赤みを増していった。それはまるで、その部分だけひどく日焼けした人みたいだ。そして、ベッツィおばさんは背筋を伸ばし、右手を高く上げ、またしても真っ赤になっているお尻を叩き始めたので、僕はうろたえた。きついお仕置きが再開されると、オードリーの身体は固くなり、身もだえし、そしてすぐに、さっきと同じ大声で涙ながらにわめき出した。ベッツィおばさんは、強烈な平手を従妹の丸く小さいお尻に与えるために、眉間にしわを寄せて集中していた。既にお尻は、深いパステルレッドと言えるくらい濃い色だ。ベッツィおばさんの手はスムーズに、優雅に弧を描く。そして、その正確なおしりペンペンは、一発一発腫れあがったお尻に打撃を与え、そのたびにお尻は波打ち、震え上がった。

 つま先立ちの足が痛かった。でもそれより、可愛い従妹のことで心の方が痛かった。ベッツィおばさんは酷すぎないか! 永久にお仕置きを止めないのか?? これ全部、梨一個食べたからだよ!! ベッツィおばさんは、どれだけオードリーが痛がっているのかが聞こえないの? どうにかして、何らかの方法で、僕はベッツィおばさんに仕返ししてやろうと思った。僕たち2人が受けたのと同じ扱いをしてやろう。オードリーは大声で泣きわめき、お尻はまるで「赤カブ」だ。真っ赤な顔で、ぎゅっとつぶったまぶたの裏からとめどなく涙があふれている。しかし、この激しすぎる痛烈な叫び声であっても、ビシ! ビシ! ビシ! とお尻に突き刺さるような平手を止めることは叶わなかった。つらいにも関わらず、オードリーはお尻を守ったり、逃げたりするそぶりは見せずに、おしりペンペンの間は、母親に反抗しないことを示し続けた。

 ついに、ベッツィおばさんはオードリーが十分なお仕置きを受けたと思ったようだ。オードリーはしばらくの間、パンツを下ろしたまま膝の上で泣き続けていたが、その後ベッツィおばさんはブリーフを上に引き戻し、スカートを下ろし、オードリーをベッドの上に運んだ。オードリーはボールのようにうずくまって、まだ泣きながら鼻をすすっていたが、先ほどよりは落ち着いてきていた。

 階下から僕のママの呼び声が聞こえる。「ベッツィー、オードリー、スティーブンー、ごはんよー」「今行くわー」ベッツィおばさんが閉まったドア越しでも聞こえるくらいの大声で答えた。僕は何も言わなかった。オードリーのお仕置きの間、自分の部屋にいたことを知られたくなかったし。オードリーはベッドに横になってラガディ・アンのぬいぐるみを固く抱きしめている状態で、何も聞こえていないようだった。涙がほとんど収まっている様子を見て、ベッツィおばさんは言った。「お仕置きの続きとして、今日は晩御飯抜きです」オードリーは何か反論をしようとしたが、おばさんが指を振ってそれを遮り、続けた。「ご飯の時間が終わるまで、シャワーを浴びて、歯を磨いて、髪をとかして、パジャマに着替えておきなさい。その後私は寝かせに戻って来るから。わかった?」オードリーは悲しそうに頷いた。ベッツィおばさんは、もう何も言わずに下に降りて行った。

 僕はすっかり疲れ果てて、ベッドに潜り込み横たわった。やっとリラックスできた足の先に、心地よい安堵の気持ちが広がった。それから僕は目を閉じ、スーパーマンに変身した。オードリーの部屋に、窓ガラスを粉々にしながら飛び込み、不幸な女の子を母親の膝からひったくる。そして赤いマントをはためかせながら「2度とこの子におしりペンペンなんてさせないぞ、この魔女め!」と言い放った。ベッツィおばさんは、マン・オブ・スティールの前に、救いようのないほど驚いて後ずさり縮こまる。あっけにとられているオードリーをベッドに座らせた後、僕はベッツィおばさんに向き直る。「さあ、覚悟はできているだろうな!」と僕は怒鳴りつけ、驚いているその女性をムキムキの力強い膝の上に載せる。そして彼女の服をまくり上げ、ストッキングとパンツを光の速さでずり下げるんだ。彼女は、いつの間にか、スーパーヒーローの膝の上で、その大きく形のいいお尻を丸出しにされていることに気付き、屈辱的な怒りで叫び声を上げる。もちろん、彼女は運命から逃れようと悪あがきをするだろうけど、僕の超人的な力の前には歯が立たない。僕は彼女を小ばかにするように軽々と押さえつけた。オードリーも口を開けたまま驚きの表情で見ている中、僕はおばさんの剥き出しのお尻を、力強く、リズミカルに叩き始める。オードリーのお尻と同様1ミリの隙間もなく真っ赤になるまで、左右交互に叩いていくんだ。この不屈で強力な手のひらで、その広くがっしりした、上向きの裸のお尻に数ダースもお仕置きを食らわせる。その後はもう、ベッツィおばさんのプライド高い、傲慢な態度は後欠片もなく消え去っていた。その代わりに、彼女は小さい子供みたいに足をバタバタさせて叫び、許しを請うているんだ。それから僕は、感激したオードリーを腕に抱き、「アップ・アップ・アンド・アウェイ!(高く、高く、飛んでいけ!)」という言葉と共に、窓から飛び出し、北極の地下にある大人たちには絶対に見つけられない秘密基地で、梨を好きなだけむさぼり食べたんだ。

終わり


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