スパンキング白書 キャラクター
SPA-HAKU
七峰千夏
神奈川県の温泉宿の一人娘。中学時代、事情により家庭環境の悪化で、家の近くにある、仕置き道具職人の工房に入り浸り、スパンキングインプリメントの魅力に取りつかれる。
高校時代、自らも道具職人になろうと、鈴ヶ森の七代目源朱鷺衛門に弟子入りしようと押しかけるが、叶わず。しかし、高校生とは思えない、その異常な道具の扱いの上手さに感心した朱鷺衛門は、スパ法違反を取り締まる叩尻懲罰査察部に推薦を行い、高校卒業後に査察部の特別査察官となる。
また、その後も朱鷺衛門の元には足しげく通う。彼の孫娘である千尋と波長が合い「朱鷺衛門の孫に弟子入りしたら、結果的に朱鷺衛門の曾孫弟子になるのでは?」という極めて頭の悪い思い付きで、一方的に千尋のことを師匠と呼んでいるが、千尋からは、パシリのような認識を受けている。
成人した源千尋に、彼女の経営するお仕置きコンサル組織「SPA-HAKU」の取りまとめを打診され、調査部を退職、SPA-HAKUの室長となった。
インプリメントのコレクターであり、マニアの名に相応しい審美眼を持っている。また彼女の持つYouTubeチャンネルはカルト的人気を持っている。金に関する嗅覚は強く、収入は少なくないはずだが、そのほとんどを高級インプリメント購入に使っているため、常に金欠で食事に事欠いている。
極度のIT音痴で、野生の勘で生きている。
しかし、本気を出した彼女のお仕置き道具捌きにかなう人物は外にいない。
吉川百合菜
高校時代に両親の仕事の関係でアメリカに渡り、マサチューセッツにある大学のスパンコロジー学部機械工学科に1年飛び級で入学する。
スパンキングロボットの設計に興味を持ち、研究を行っていたところ、渡米していたスパンコロジスト恵和宏に日本での仕事に誘われ、日本スパンコロジー総合研究所(スパ総研)ロボティクス技術本部に移籍。その後、当時部を上げた大規模な捜査を行っていた叩尻懲罰査察部に、アカデミックなサポート要員として派遣され、同年齢の七峰とチームを組むこととなる。
その後、「サボりやすそうだから」という理由で源千尋と七峰によるSPA-HAKU立ち上げに参加。ただし、SPA-HAKUという謎の組織だと学術界では不都合があるため、権威あるスパ総研の研究者としてのポジションは持ったままである。
専門分野はスパンキングロボットであり、政府が進める産官学合同のAIスパンキングロボットプロジェクトのボディ設計を一手に引き受けている。
マイペースという表現を超える極めて自堕落な性格であり、いかに仕事をしないかを考えることに全力を尽くしているが、SPA-HAKUの中では、最も大人な考えを持っており、皆が暴走した際の歯止め役になるっている。
和泉楓
東京都出身。高校時代の部活は陸上部。
都内の大学の法学部に進学、スパ法のゼミで勉強をする。家庭教師のバイトで、尻叩きの実践技術も学ぶ。在学中に国家資格である叩尻懲罰書士の資格を取得。就活の際、大学に講義で訪れていた吉川に会い、たまたまスパ法の知識がある人間を探していたSPA-HAKUに採用される。
源千尋の伝手で、彼女が運営しているシェアハウス MinaTerraceに居住。
年上には容赦なくかみつき、年下には優しい先輩肌。男も年下好き。基本的に根は真面目ではあるが、若干都合よく物事を解釈する傾向がある。酒癖が極めて悪く、割とすぐ荒れる。
源千尋
孤児。源は養家の姓。
スパンキング業界のフィクサーである源家が他組織との抗争により襲撃を受け、致命的な人的被害を被る。本家直系の人間で生き残ったのは、一家の構成員総勢で死守した当代の七代目源朱鷺衛門と、その孫娘であるの風音(当時20歳)だけであった。
この事件により風音が大きな障害を負ったため、源本家の後継問題が勃発することになる。七代目は分家の養女として養護施設から縁組予定だった当時12歳(書類上)の千尋を、急遽風音の代わり後継候補として自分の元に呼び寄せる。
よって経緯上、千尋と風音とは本質的には利益対立しているともいえるが、千尋が後継争いにほとんど興味がないため、ある程度は上手くやっている。なお、法的には七代目の娘となるため、風音の叔母となる。
地元の公立中学に通っていたが、ほぼ不登校で問題を起こし幾度も補導されている状況であっため、躾の厳しい全寮制の高校に入学させられる。しかし、その甲斐もなく、素行は磨きをかけて悪化し、在学中に巨額の個人資産と派閥を築き上げる。卒業後は、自分名義の会社内で、お仕置きビジネスにおける機動部隊としてコンサル組織SPA-HAKUを立ち上げる。
レズビアン寄りのヘテロセクシャル。かつ、サドマゾヒスト。
桜丘山高校
神山有海
桜丘山高校2年B組。帰宅部。リケジョの卵。というより、学業のパラメーターを全部理系科目に振っており理系科目は学年トップクラスだが、文系科目は基本赤点。
SPA-HAKUでアルバイトとしてIT系を担当している。実はSPA-HAKUのシステム系を一手に引き受けており、彼女がいなければ仕事が回らない。実際時給は高校生の相場の2倍くらいもらっているらしい。
家族構成は、父母と弟の4人。神奈川県東京寄り在住で、高校へは電車通学。また、SPA-HAKUへも電車通勤。土曜日と放課後も含めて、週5日ほど出勤している。また、日曜日はコーヒーチェーン Star Buttocksでもバイトをしている。
バイトで金を荒稼ぎしていることに関して、本人はお金さえあれば、学校にも行かなくていいし、就職しなくてもいいのでお仕置きを受けることもなくなるから、と言っている。
成田静希
桜丘山高校2年B組。帰宅部。水泳部。筋トレが日課。
SPA-HAKUでアルバイトとして事務のアシスタントをしている。
両親が海外転勤になったため、和泉が住んでいるシェアハウスMinaTerraceが高校に近かったこともあり、誘われて転居。自転車通学。SPA-HAKUには電車通勤で、隔週土曜日と放課後を含めて週2-3日ほど出勤している。ちなみに神山よりも時給が低く、普通の高校バイトレベルである。